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内容説明
いまや「中国」と無縁で経済活動を営むことは難しい。消費者も、さまざまな形で「中国製品」を購入している。それが日本の現実だ。しかし、その背後には、生産する中国の「無秩序」と、輸入する日本の「無責任」という図式がある……。著者は「義歯」という入り口から、中国製品をめぐる問題に切り込む。発がん性物質の検出が報告され、現地では健康被害が訴えられている「中国産」義歯を、日本は厳格な安全検査を行なうことなく、単なる雑貨物として輸入しているのだ。中国の現場を取材し、日本の医療の実態を調査して浮かび上がった「闇構造」とは? 迫真のルポルタージュ!【目次】はじめに/第一章 義歯とギョーザ/第二章 中国産義歯による健康被害の実態/第三章 日本の歯科医療を蝕む「安全神話」/第四章 技術権威主義からの脱却/おわりに
目次
はじめに
第一章 義歯とギョーザ
第二章 中国産義歯による健康被害の実態
第三章 日本の歯科医療を蝕む「安全神話」
第四章 技術権威主義からの脱却
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
6
義歯を通して中国製品の闇を告発する。それはそれでいいけど、義歯だけで中国全体を断罪するのは少々無理がある。内容が希薄な主張を繰り返す単調さも読むのがつらかった。2015/04/21
leekpuerro
0
中国で粗悪な製品が作られ日本に輸入される原因は日本の会社と、消費者にもあるんだな。ヨーロッパで禁止されている物も日本だと普通に使われている。他の人も書いてるけど、この本は義歯の事が殆どなので、そこは注意すべき。2014/01/24
東雲しのの
0
中国製品、と掲げながら取り上げた製品は義歯のみ。後半は歯科産業に焦点が当たっていて、タイトルは大風呂敷を広げすぎた感じがする。でも、知らない世界を知る。ただ、今まで知らずに生きてきてきて安穏としていたのに、知って考え悩みすぎるのもまた問題。知識として知っておき、正しく怖がることが良いことなのかもしれない。結論は「歯は大切に」2013/11/28
ねこすけ
0
虫歯治療中の夫に読ませたら、「こういうときに読んではいけない本ですね」とコメント。ちなみに私は野蛮人なので虫歯なし!2013/10/17