内容説明
映画にはなぜ、お葬式のシーンが多いのか? 気鋭の宗教学者・釈徹宗師の問いから始まった対談。お相手は日本で一番若者が集まるお寺・應典院住職にして、かつては映画プロデューサーだった秋田光彦師。2人の“怪僧”が映画の中の生老病死、そして葬儀を手がかりに、人生の苦しみといかに向き合うかを説きます。とりあげる映画は『秋日和』から『永遠と一日』まで、全110本。読めば必ず観たくなる!
目次
第1章 生きる(「宗教的映画」って何やねん 無縁社会の若者たち ほか)
第2章 老いる(世界最強の老人映画 師匠と弟子 ほか)
第3章 病む(なぜ余命ものが流行るのか 末期ガンを生きる ほか)
第4章 死ぬ(死体と遺体 埋葬と遺骨 ほか)
第5章 葬る(なぜ『おくりびと』に宗教者はいないのか 葬式のコミュニケーション ほか)