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内容説明
「人間は生きものであり,自然の中にある」.大震災以後の社会は,この「当たり前」の原点からしか再生できない.まず誰よりも,科学者が一個の人間であることによって,出来ることがあるのではないか.人間も含んだ生きもの全体の歴史として「生命誌」を提示し続けてきた著者が,私たちの未来への熱い思いをこめて語る.
目次
目 次
はじめに――科学者が人間であること
Ⅰ 「生きものである」ことを忘れた人間
1 「生きものである」とはどういうことか
2 「ヒト」の特徴を考える
3 近代文明とは何だったか――「生命」の視点から
Ⅱ 「専門家」を問う――社会とどう関わるか
1 大森荘蔵が描く「近代」
2 専門家のありようを見直す
3 社会に対する「表現」
4 生活者として、思想家としての科学者
Ⅲ 「機械論」から「生命論」へ――「重ね描き」の提案
1 近代科学がはらむ問題
2 「密画化」による「死物化」
3 「重ね描き」という方法
4 自然は生きている
5 「知る」ことと「わかる」こと
Ⅳ 「重ね描き」の実践にむけて――日本人の自然観から
1 日本人の自然観
2 「重ね描き」の先達、宮沢賢治
3 「南方曼陀羅」と複雑系の科学
4 重ね描きの普遍性
Ⅴ 新しい知への道――人間である科学者がつくる
1 生命科学の誕生
2 アメリカ型ライフサイエンスの問題点
3 何を変えていくか
4 生命誌研究館の二〇年とこれから
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