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内容説明
日本の管理職が普段、部下に投げかけている言葉にいかに間違いが多いか。筆者はラグビーチームでの実例を引きながら、「常識のウソ」を明らかにする。
部下の心に本当に刺さる指示、助言をしたいのなら、通り一遍の言い方ではダメ。真意をわかりやすく伝え、相手を納得させ、動かすためには、より効果的な言語表現(レトリック)を常に考える必要がある――。
ともすると、マイナスのイメージでとらえられることもある「レトリック」が、「今やリーダーの必修科目になった」と筆者は言う。
目次
第1章 気づきを与える言葉(苦手なことはやらなくていい 口下手でもいいじゃないか 「イケてる自分」を思い出そう ほか)
第2章 部下の成長を促す言葉(売り上げの目標は外してもいい。でも、新規開拓だけはトップを狙おう トップに立つ人には、その人だけの振る舞いがある 「出すぎた杭」になろう ほか)
第3章 チーム力を高める言葉(まず、謝ろう 相手よりも先にあいさつしよう 波風を立てよう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ざっく
13
個人のスタイルを大事にするラグビー指導者中竹竜二氏の本。目標設定の際から、自分らしさを大事にして、それぞれの人が臨場感のあるストーリーを持てるようにしている。多くの人の目標設定に携わると、目標設定の能力も身につくのだろうか。著者には、目標設定をテーマに本を一冊書いてほしいと思った。会社の目標設定でも、組織目標と自分の仕事内容の間に、自分のスタイルを上手く取り入れることで、より自分らしい目標を立てることができるのではないか、とヒントを得る。なかなか実践に結びつけるのが難しい。2022/05/10
ポップ430
6
カメにはカメ、ウサギにはウサギの戦い方がある。響いたのはそこ。2018/01/28
gagayuta1990
2
俺ってイケてる?って思える瞬間は何か? を問い、長所を伸ばす。 失敗の中の小さな成功を見つける。 正直者はバカを見ない。 だから、ルールや規律を重んじ、その設定背景を読み取る力を養うこと。 人の上に立つということは、人の成長の仕方にも責任をもつことだ。 一緒に成長しよう。2017/08/12
たかひー
1
★★★★★ ラグビー監督時代のエピソードを交えつつ、リーダーとしてのあり方を説く。なかなか参考になりそうで、何度も読んで自分の血肉にしたいと思った。2014/09/12
一龍
1
これまで数えきれないほどのリーダーシップ論や人を育てる技術、ノウハウが書かれた本が出版されてきたと思うが、私が読んだ本の中ではこの本ほど感動したものは他にない。 欧米からはいってきたリーダーシップ論に、どこか馴染めなかった私だが、本書に書かれているレトリックこそ、日本人と日本社会に最善の部下を育てる技術ではないか。著者の考えさせ、気づかせる手法は、個が競い合いつつも和を尊ぶ日本の組織でもっとも効力を発揮する。 文句なしに今年読んだ本のベスト5に入る名著だ!2013/09/07