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内容説明
奇天烈な寮生たち、麻雀、ジャズ、ドフトエフスキー、『存在と時間』…。ツチヤ教授のバカバカしくもどこかせつない、青春の1ページ。
目次
第1章 親の教育
第2章 寮の生活
第3章 読書
第4章 芸術
第5章 決断
第6章 哲学科
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
39
大学生になって固定観念を破壊され、価値観が根底から覆された土屋先生が最後に迷い混んだのが、哲学だった。土屋先生の数多くのバカ話の中に知的で深遠な印象を受けるのは、答えのない哲学的な世界観に真摯に向き合ってきたからでしょう。何年も不安のなかで手探りしながらやっていくって、なかなか実践できることじゃない。それから一昔前の大学が大衆化される前の学生の在り方や生き方って素敵だなと、ますます土屋先生が好きになりました。2019/04/20
魚京童!
35
ひさびさにマジメに書いてあった。それしか言えない。真剣に一緒に考えたけどついていけない。私もそういうのを目指した時期があったのだろう。諦めたのだろう。先生は突き進んでいった。それだけの話で、それで終わるし、それ以上はないけど、私は落ちこぼれたのだ。言い方だし、見方だし、いろいろあるんだけど、落ちこぼれたのだ。なんかそれなんだよね。そこまで突き抜けられなかった。だからこそ土屋先生は面白い。不真面目とかそういうレベルではない。そういうことなのだろうと思う。真面目に考えているからこそ、こういう言い方しかでき 2020/01/23
これでいいのだ@ヘタレ女王
32
土屋氏の学生時代の自伝。かつての駒場東大寮の住人のユニークなエピソードが面白かった。 寮に住む人間は、人は良くても個性豊かで、それぞれが個性を捨てる事なく生活出来たし各自が好きな生き方をしていた。私も生まれて初めて自分の好きなように暮らし束縛されたり遠慮するような事は一度も無かった。思えば夢のような生活が出来たのこの時期だけだった。 彼は6人部屋私は4人部屋、プライバシー無しの寮生活だったが、凄く共感出来て その部分は面白かった2016/10/05
コーヒー牛乳
16
まさか土屋先生の本に感銘を受けるなんて!「未熟な時には飼育箱にでも入れておき、重要な決断はさせないようにしたほうが良い。問題は何十年経っても未熟なことだ」って、親として心に留めておきたい一言であり、何歳になっても新しいことを始める時に思い出したい名言。そんな真面目なトーンがありつつも土屋節は健在。大学時代の友人は奇天烈だし、アルバイトでも珍妙な経験で笑わせられる。手元に置いて置きたいし、親しい友人にはゴリ押しで進めたい一冊。2024/02/13
かめぴ
12
なる方法だぁねぇ。笑。土屋教授がどうやって哲学者になったのか…興味深く且つ面白く読む。両親共々なかなかのエピソードにのっけから吹く。寮生活といえば何故かこういうイメージだし、どこがならない方法かと思ってたらこういう事か、流石教授!突き詰めるって事がいかに凄いか見習おうと少し決意しての読了。2019/04/13
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