内容説明
アベノミクスのいったい何が、どう問題なのか?
なぜ異次元緩和は失敗したのか?
「アベノミクス=偽薬」なら、本当に必要な政策は何なのか?
「アベノミクスは胡散臭い…」と思っていた人も、この1冊で理由・根拠がよくわかる。
「円安・株高・デフレ」の正体も、「そうだったのか!」とようやく謎が解ける。
「理論+データ」を駆使した「決定版」が遂に登場!
【「負の連鎖」はもう始まっている】
・円安 → 物価・エネルギー価格の上昇
・悪い金利上昇 → 国債バブルの崩壊
・骨抜きにされた成長戦略 → 伸びない実体経済、上がらない賃金
株バブルは終わり、偽薬の効果はもう切れる。
すべては異次元緩和の失敗から始まった!
目次
第1章 アベノミクスは偽薬である
第2章 「黒田バズーカ」の逆噴射
第3章 デフレの正体はグローバル化だ
第4章 金融危機が財政危機を呼ぶ
第5章 成長戦略より雇用改革
第6章 日本経済の再生に何が必要か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ito
42
発売時期の経済状況と書かれた時点での状況がずれているので、説得力に欠ける箇所もあった。また書籍化に際しブログの記事のまま掲載しているので不適切な表現もある。編集サイドがもっと気を使って欲しい。日本経済がゆき詰まっている原因はデフレではなく、グローバル化や雇用慣行や財政など、いろいろな要因が絡んでおり、このように複雑な問題を簡単に解決する魔法の杖はない。著者が望む雇用慣行のミスマッチを解消するための規制緩和には疑問が残る。構造改革や規制緩和はタクシー業界や介護医療のようにデフレをもたらしただけだと思う。2013/12/17
1.3manen
22
緩和を考えて、 出口戦略を考えない異次元緩和は、 インパール作戦に似ているという(073頁)。 安倍首相は国民の期待を煽って、 日銀がカネを配れば景気はよくなると 錯覚したようだが、金融政策には景気変動 を安定化する役割しかないという(163頁)。2014/04/26
Kenji Ogawa
3
アベノミクス批判。やや違和感を感じました2013/11/27
むっち
1
アベノミクスの危うさを指摘し、日銀が独立性を失うことの危険性や今後の金利上昇で国債を売らざるを得なくなったときの危機の指摘などは、なるほどと重いながら読んだ。魔法の杖はないというのはそのとおりなんだろうが、賃金の値下げで対応した結果、日本が欧米とことなり正規と非正規の格差や世代間格差になったという指摘もそうかもれんなあと読んだところもある。ただ、その解決策が解雇の規制解除で解雇しやすくしたら成長産業への労働力移動が起こるだろうからという政策は、失業への手当を欧米並みにして、なおかつ職業訓練を充実しないとい2014/01/30
くるくる
1
いったん読了したものの、なんとなくすっきりしなくて、ざっと読み返し。タイトルとか、自分の目的がアベノミクス批判だったので、その柱だと思って読んでたけど、ほんとのところは「日本をどうよくするか」をけっこう真面目に考えてる本だったのかな。よしあしはわからないのですが、農業政策の試案とか面白かった。2013/12/07
-
- 電子書籍
- NHK連続テレビ小説 わろてんか 下
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】さつがく!~殺學~7 ト…




