ホテル・モーリス

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ホテル・モーリス

  • 著者名:森晶麿【著】
  • 価格 ¥1,463(本体¥1,330)
  • 講談社(2013/09発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062185189

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内容説明

そこはホテルモーリス。個性的な従業員と、危険なお客さまたちが集う場所。息をもつかせぬリゾートホテルミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

157
初読みの作家さんです。とある経営難のリゾートホテルに支配人として派遣された新人「准」はなんとも言えぬキモチを抱えたまま、勤務が始まります。そこには美貌の前支配人の未亡人や怪しげな雰囲気をもつコンシェルジュ、派手なギャルメイクの受付、つかみどころのないボーイなど個性豊かな面々が。まるでタランティーノの映画を観ているかのようなリズムで読み進めていけます。正直、もう少しハラハラドキドキ感があってもいいのかなという気もしましたが、コレはコレで良かったのかもしれません。久しぶりに軽いキモチで読めるミステリーでした。2018/10/13

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

147
この物語の登場人物にとって、ホテルとは〈過去にけじめをつける場所〉なのかも知れません。作曲家のモーリス・ラヴェルの名を冠した海辺のリゾートホテル。オーナーの死で経営危機に陥ったホテルの支配人として送り込まれた主人公。ここまでは真っ当ですが、これを支えるのが〈伝説の殺し屋〉から転身したチーフコンシェルジュの日野。これ以外にも親への復讐、出世の階段を駆け上がるギャング、汚名返上に賭ける殺し屋などが集い、物語は混乱の一途。お客様には最高のおもてなしを、敵には優雅な制裁を。ラストにはどんでん返しが待っています。2015/02/08

ひめありす@灯れ松明の火

90
何となく新人ホテルマンが落ちぶれたホテルをどうにか再興しようと奮闘する『マスカレード・ホテル』みたいなお話なのかなあと思っていたら、全編にわたり素っ頓狂な従業員と、はた迷惑なお客様と、妙に可愛げなギャングが跳梁跋扈するコミカルでコメディな展開でした。黒○事もびっくりのダイニングでの日野さんの乱闘といい、回転ドアに挟まって動けないお客人といい、美貌の未亡人といい映像になったらバタバタと賑やかで面白いでしょう。でも一番の謎はボレロさんと准の関係ですね。モーリス・ラヴェルは聞いた事が無いから、聞いてみたいなあ。2014/01/19

しょこら★

68
黒猫シリーズより、うんと読みやすかった。もちろん、黒猫も好きなんだけど。ギャングの集まるホテル。ギリギリの言葉遊びというか、駆け引き?で危険なギャングたちをもてなしていく… 少しの哀愁と、たくさんの思惑。どんでん返し。なかなか騙された!准さんは、きっと素敵な支配人になる。2015/03/09

ぽぽ♪

51
愛人の子として育った准は、叔父からの命令で、かつてはリゾートホテルとして名を馳せていた「ホテル・モーリス」の支配人を1週間だけやらされる羽目に…話のスピードがジェットコースターみたいに進んでいき、あっと言う間に読了でした。個性的なキャラクターばかりで、読んでて楽しかったです。2016/02/04

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