内容説明
ヨーロッパのジュエリー、エジプトの古美術、アフリカの仮面、中央アジアの仏像、中東の古代ガラス、中国骨董など、世界にはまだまだ秘宝が存在する。世界各地を訪れ買い付けを行う著者が、不可思議な美術品とアンティークビジネスの裏事情を明かす。
目次
1章 過去と未来をつなぐ仕事―アンティーク・ディーラーの世界
2章 ものの見極め方―真贋を見抜く方法
3章 ヨーロッパ・アンティーク事情―良品はすべて欧州に集まる
4章 アジア・アンティーク事情―秘宝探しの場から巨大マーケットへ
5章 中東・アフリカ・アンティーク事情―いまだ根強いマニア垂涎の品々
6章 アメリカ・オセアニア・アンティーク事情―砂漠に世界のお宝が集結
7章 アンティークの楽しみ方―ジュエリーを通して知るものの見方
終章 アンティークの未来―人類の遺産を継承するために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
55
「雨宮兄弟の骨董事件簿」の参考文献。アンティークの解説だけじゃなく(愛の告白になる話好き)、経験や付き合い、それに絡んだ犯罪も重要な位置として当てられている。出会いは財産。あとがきで娘に宛てたものと明らかになるのが微笑ましく、内容も合わせて高里さんが参考にしたのもわかるな。と感じる1冊(ああ、成程ね。と随所にニヤリとなるところが)。2023/01/28
Koning
20
銀座のアンティークモールに出店してるディーラーの仕事の裏話に苦労話に加えてニセモノビジネスとか真贋、価値の見分け方といった具合にアンティークジャンボリーとか行き着けてる人なんかにはブースの中の人の話として、初心者にはどういう品物を買ったり眺めて楽しめばいいのかという感じでいい具合のガイドになってるかな?ちょっと自画自賛っぽいあれこれが鼻につくとこもありますが。その位自信を持って仕事してるって事でしょう。2013/09/04
ごへいもち
19
読友さんご紹介本。こういう世界もあるんだなぁ。著者の店のHPも好感。ただ文章レベルはイマイチ低2013/12/08
R
12
アンティークディーラーを営む著者が、その世界を紹介したエッセーというか読み物でした。興味深い世界で面白かった。アンティークとは何か、簡単な鑑別方法、名品の紹介、世界の骨董事情など、この世界を様々な事柄から教えてもらえるようで、面白い一冊でした。特にアンティークという定義が100年以上前のものに限定されていることが、西洋における貴族社会の最後の時期にもあたり、いわゆるお抱え職人による名品などが華やいだ、その仕事である旨は、感銘を受けたというか、凄い世界だと感心しきりでした。2015/04/27
nizimasu
9
経済の栄枯盛衰に大きく左右されるのが、アンティークの市場だ。庶民にはわかりにくいベールのような一線を感じるが、そうした閉ざされた世界で活躍している30代のディーラーによる解説書だ。その扱う商品は幅広く知識も膨大に必要だ。しかし、歴史やヨーロッパの美に関心のある人であればその奥深くも楽しい世界に魅了されるだろう。どこか冒険でもあり、コレクションするというのは、古今東西、人間の本能に根ざしたビジネスであるなあと思う。ただ、著者の指摘のように現在の日本の住宅とは、あまりあわない気がするなあ2013/08/10
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