文春文庫<br> 潜入ルポ中国の女 - エイズ売春婦から大富豪まで

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文春文庫
潜入ルポ中国の女 - エイズ売春婦から大富豪まで

  • 著者名:福島香織
  • 価格 ¥611(本体¥556)
  • 文藝春秋(2013/11発売)
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  • ISBN:9784167838737
  • NDC分類:367.222

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内容説明

元産経新聞北京特派員が描き出した「中国女」のすべて! 著者は女性の身でありながら、あるときはモンゴル人に扮してまで売春宿やエイズ村に忍び込む。あるいは華やかなキャリアウーマンの舞台裏や、反体制派ゆえに当局から激しい人権侵害を受ける女性活動家の苦悩を直視する。あまりに多様な、現代中国女性たちの人生。なぜ、中国という「苦界」で生きる女たちは、こんなにも強いのか――。かの国を深く理解するために必読の一冊。

目次

第1章 エイズ村の女たち(男の子を産まないと、女は一人前と認められないから命をかけて男の子を産む 売れる体があるのはラッキー。どうせなら都会でいい男に売りたい 男が上に乗っかっているとき目をつぶるの。幼い息子の笑顔が見えるから 超生で罰金をくらったけれど、あの娘を産んでよかった)
第2章 北京で彷徨う女たち(私たちに居場所なんてないのよ!ただ、慰める腕がほしいだけ 殺すより売る方がよっぽどいいでしょ 幸せにはなれない。ただ、生活になれていくだけ 私は誇りを買い戻したのよ 結婚しないことへのプレッシャーの方がずっと重い、同性愛より 都会の片隅で、一人ひっそり命を断つ打工妹(出稼ぎ娘)がどれほどいるか)
第3章 女強人(女傑)の擡頭(私は「おしん」と性格がすごく似ているの 私の活動の力の源泉は「愛」 「私は民族主義者」と漢語で語るチベット民族主義者 人間は誰もが、ちょっとは障害を持っているのよ 「グッチ・ガール」から「寅女」となりて)
第4章 文革世代と八〇后と小皇帝たち(今の知識人はニセモノよ。本当の知識人はもう亡くなってしまった 私は今、水の上に這い上がってようやく世界を見た 一人っ子である身の上に、祖父母の歴史の物語が凝縮されているのよ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむり

25
日本人で良かった〜と思わずにいられないわな。2013/10/09

からっぽな蛙《真梨江》

12
中国人留学生の友達がいる。学生時代、中国に留学したことのある日本人の友達もいる。なのに、あたしは驚くほど中国について知らない。封神演義や三国志が高い人気を誇る日本において、中国本国・上海・台湾の歴史的背景を理解している人がどれほどいるだろう。文化大革命や天安門事件がどんな意味を持っているか、きちんと理解している人がどれほどいるのだろう。世界史の授業をあれほど夢中になって受けたのに、あたしはなにひとつ理解していない。それらが現在の中国にどんな影響を及ぼしているか、も。それがなによりも怖い。これは現実なのだ。2014/02/25

更紗姫

5
二十年前ならまだしも、これが「二十一世紀の中国の現実」だと言う。でも読み進めるうち、「二十年後も変わらないかも」と暗澹たる気持ちに。<貧富の差>が大きいと聞いてはいたが、その背景に農村戸籍と移動の制限ががある。どこに生まれたかで、全てが決まってしまう。女性であれば、更に困難な道しかない。整理しきれないモヤモヤが、金美齢の解説で少し晴れた。生まれ暮らす「場の力」が女を作る。中国・台湾、日本でも、女はその国なりに強かなのだ。2014/04/27

masakazu

3
文章が稚拙だと感じた。決して惹きつけるものではない。しかし、題材の選び方と取材における行動力には目を見張るものがある。読みながら、自分が中国のことをほとんど知らないことに気付かされる。大都市の下層民や農村の凄惨な生活は、沿岸部の大都市に短期留学や観光で行っただけの自分には理解の及ばない領域だった。もっと中国全体を理解したい、という気持ちを強めた作品である。また、著者の勤めた産経新聞という「属性」を考慮しても、中共による政策や人権弾圧に関する彼女の批判は的確であり、中国のイメージ形成にも一石を投じるものだ。2017/02/15

lily

2
果敢に物事に挑戦し大富豪となったり、社会的成功を勝ち取る女性。しかし、その光以上に闇は濃い。コンドームが高くて買えず、貧困・エイズの連鎖をもたらす村や、障害児を貸出して物乞いをする場面などは、石井光太『絶対貧困』にある東南アジアのスラムを想起させる。。農村戸籍と都市戸籍という人種隔離政策に等しい現状。新生児の男の割合が3割ほど多いのは、無戸籍や産み分けがもたらす悲劇である。また、民主主義が聞いてあきれるおぞましい拷問と人権侵害。これは極論ではない。まぎれもなく中国の今である。2015/03/10

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