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内容説明
饒速日命の末裔の物部氏、武内宿禰の末裔の蘇我、長髄彦の末裔の尾張氏――これら古代豪族はヤマト建国黎明期にそれぞれがヤマトの頂点に君臨し、また王家と血縁関係を結び、王家に女人を送り込んできた人々であった。彼らは王家と同等の権威を兼ね備え、あるいは、王になることもできた。この事実に驚く読者も多いだろう。古代においては、天皇と臣下という現在のイメージとは違い、彼らと王家が共同でヤマトを治めていたのだ。しかし、この複数の豪族と王家が合議によって、ヤマトを支配した体制は平安時代に藤原氏の専横状態になっている。共存してきた古代豪族は次から次と姿を消し、藤原氏だけが生き残り、政権を独り占めするという偏った状態が出来していたのだ。この間、何があったのか? ここに「記紀」に隠蔽されたヤマト誕生の秘密と真実の古代史が隠されている。
目次
第1章 日本の土台を造り上げた物部氏
第2章 古い歴史をもつ蘇我氏
第3章 突然歴史に現れた藤原氏
第4章 消し去られた尾張氏の謎
第5章 関東を開拓した上毛野氏
第6章 東からやってきた?阿倍氏
第7章 もっとも古い歴史を誇る大伴氏の謎
第8章 天皇が怯え続ける秦氏の正体
第9章 表の天皇家と裏の出雲国造家



