内容説明
黙々と歩いていると、いろんなことを考えて何らかの結論が出るのがいい。今回はずっと今後の人生について考えていた(「東海道を歩く」より)。紅葉の季節に訪れた尾瀬。滑川で深夜のホタルイカ漁見学。強迫神経症並みに苦手な“歩くこと”に挑戦した、東海道五十三次ウォーク。それぞれの道中で見たもの、食べたもの、発見したこと、交わした会話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
46
東海道五十三次ウォークと言ってもいいかもしれません。ぶらぶらしていると色々なことを考えますよね。杉江さんと藤田さんと同行したぶらぶらが面白かったです。2023/05/23
saga
28
「天ぷらにソース」と一緒に友人が貸してくれた。本書の後半が東海道ウォークというところがかぶっていたわけだが、食の方言に関するくだりはなし。それよりも既読「東海道でしょう」を別視点から見ることができて良かった。2013/12/19
しーふぉ
17
東海道を歩くは元の本を読んでいたので、これに銀色さんも途中から参加してたんだと思った。街道を歩いたり自転車で走破したりするテレビとかYouTube好きなのでいつか自分もやってみたい。2024/09/19
ちょろんこ*勉強のため休止中
16
銀色さんは心の中に小学生の部分があるんだなあ。宿泊ホテルが自分だけイマイチだった時や、同行者の食事が自分よりも美味しそうだった時のグチグチ感がイヤミなくて面白い。子供の目線で書かれているからだと思う。彼女の詩作と隔たりを感じて、違和感を覚える人も多いかも。でも実はそういうのって結構リンクしている気がします。一番うけたのはホテルの部屋にあった、ガラスケースに入った五月人形の写真ををわざわざ載せていたところ。田舎のばあちゃん家にあるような...その人形で自分の部屋のしょぼさをアピールするところに笑った!2013/10/04
シュエパイ
14
ちょっと前に読んだ断食話と時期を前後しつつ、尾瀬やら東海道中膝栗毛やらをトコトコしてますよ。あの写真詩集のシーン、尾瀬で撮影されてるのかー、これはみにいってみたいな♪あぁ、それにしても断食話でも思ったけど、この方の普段の感性、私と絶対噛み合わないなぁ・・・(;´Д`)なのになんで、詩の一つ一つに心を奪われるんだろう2013/08/23