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内容説明
我が国はいわゆる「アベノミクス」以降、明らかに“日本バブル”とでもいうべき現象に突入し始めている。すなわち外交面では明らかに追い詰められているにもかかわらず、マネーは我が国に集まり、バブルを引き起こしているという「矛盾」した現象をどうとらえるべきなのかが今、無意識の内で我が国における最大の課題となりつつあるのだ。日本人がバブルに浮かれている間に、日中関係、日韓関係などは悪化の一途をたどっている。このままでは、経済の危機を戦争で解決した1930年代と同じ状況が起こりかねない――。
目次
第1章 「日本バブル」で追いつめられ始めたニッポン(「異常」な日本株バブルの正体 ロンドンのヘッジファンドが東京に来る理由 ほか)
第2章 「国土強靱化」という虚妄(大阪である経営者から聞いた話 繰り返される「平成バブル」と同じ光景 ほか)
第3章 「デフレ脱却のための改憲・国防軍創設」という甘い罠(フェイスブック上での不気味な雰囲気 「保守」「国益」と、「金融立国」 ほか)
第4章 ニッポン復活の切り札としての金融立国―「日本バブル」は天恵か、断末魔か(謎に包まれたイギリスの「クラブ」での出会い シティでは「ミスター・クロダ」は素人 ほか)
第5章 2015年の日本と世界―米中の挟撃、忍び寄るイギリスの陰(オバマが「カリフォルニア」で習近平を迎えた意味 中国がTPPに「入りたい」と言った意図 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
5
著者は日本が金融立国になるべきだと、そしてグローバル人材(不可欠なのは、情報リテラシーとコンセプトを創り上げる能力)の育成、日本が創ったルールに欧米そして世界を乗せてしまおうと主張。そうなればいいが、欧米の抵抗は必死。静かに戦略を練ってやらなければならないが、それだけの人材がいるのでしょうか。疑問だ。かなりの時間が必要でしょう。1)欧米の根源的な階層の目から見て考えるといろいろ分かってくる事がある。2014/02/13
ozapin
1
福島の被災地域に復興に携わっている海外原発関連企業の子会社をペーパーカンパニーで作らせ税金を落とさせる形にして、そのお金を復興に使うというのは面白いアイデアだと思った。2013/12/08