角川文庫<br> 鋼鉄の叫び

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角川文庫
鋼鉄の叫び

  • 著者名:鈴木光司
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041009222

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内容説明

自らの意志で特攻攻撃から生還した元特攻隊隊員……テレビプロデューサーの雪島忠信は、その男の行方を追い始めるが……!? 時代に翻弄される人間の価値観の本質を描いた、本格ヒューマン・ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

129
★★★☆☆ 登録忘れ。知人に貸してたらしいのですが貸してたのすら忘れてまして、本日、知人がきたときに本を持ってきて、当方「これ、貸してた?」知人「うん!そうそう、長いことかりてたね。」ああああ、やっと思い出した。みたいな。戦争ものだった。。2016/09/14

てつ

31
不倫は要らないと。2019/10/12

12
主人公の不倫のシーンっているのかなぁと思いつつ。。。 今までに読んできた戦争モノの小説の中でも、エンターテイメント性の強いというか現代のシーンが多いので軽い感じでした。 峯岸中尉のエピソードの章は良かったです。中尉の中尉としての部下への思いやり、人柄が最高にカッコイイ、そして特攻をやめて第二の人生を送るその選択肢もまた男らしいですね。ラストはもうちょっと、お父さんと中尉の再会シーンの続きが見たかった!!あの余韻の残る感じが良いのでしょうけど・・。2013/10/12

大福

9
テーマが重厚でボリュームもある力作。主人公の父親の青年時代、中尉の特攻が描かれる部分は息詰まるような緊迫感、恐怖感があって引き込まれた。バブルも特攻も集団から抜け出しにくい日本人の特性に起因するという指摘は成る程と思わされた。この特性に戦争という極限的状況が最悪な形でコラボしたのが特攻だったのだろう。米軍は一億総特攻を掲げる日本に民間人はいなかったと言っているが、さぞかし不気味で恐ろしい存在だったのだろう。勿論、戦争という選択が諸悪の根源なのだが。主人公の不倫、メッセージ性が強い部分は評価を分けそう。2017/08/28

やーるー

8
戦争末期とバブル期。日本人特有の集団心理、一生懸命に集団と同じことをして、望まない形に進んでいった。。。いま、働き方改革ってのを職場ではやってます、というか、やらされてますが、生き方を変えることに繋げるんだ!という気持ちは持ち続けていかねば。踊らされないように。2018/02/09

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