内容説明
交易都市クリザの領主は、かつて大陸を襲った竜を倒した英雄アルズレッド。富も名声も手に入れた英雄だが、闘いに身を置いてきた彼には、今の平和な暮らしは退屈の連続でしかない。古くから仕える執事と侍女のみが彼の厭世を知り、気に病んでいた。そんなある日、屋敷に現れたのは完全に白い謎の存在。《白の狩人》と名乗り、「黒」を狩ると言うのだが……!? 第9回C★NOVELS大賞特別賞受賞作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
21
ファンタジー。 戒能さん、初読み。 恋愛という意味での甘さは皆無。冒険物ともちょっと違うな。2人の人物が語る回想という形で物語が進みます。 続巻が出ているらしいので、読んでみようと思います。2014/02/11
月華
3
図書館 絶対的強さ設定がとある小説のイメージがちらつきました。語り手には気づきませんでした。2017/01/24
アヒコ
3
これは誰にとって幸福な終わり方だったのか……2013/08/04
たま
3
一気読み(仕事中に隠れて半分ほど読んじゃいました)さすがに特別賞と言うだけあって面白かった。が、何だか詰め込みすぎ。上下巻でも良かった。それぞれのキャラの絡みが物足りない。物語の背景が薄い。凄く惜しいなあ。2013/07/31
バロット
2
「厭世的な英雄」は新しい気がする。魔剣と魔法を操る某竜殺しの人とは大違い!2013/07/31