内容説明
WBCで一躍「時の人」となった中日ドラゴンズの内野手・井端弘和。地道な努力を重ねた「いぶし銀」だからこそ、大舞台に動じない理由がある。アライバ対談も収録
目次
第1章 集中する力
第2章 逆境を乗り越える力
第3章 技術を極める力
第4章 継続する力
第5章 信念を貫く力
井端弘和vs荒木雅博アライバ対談
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シブ吉
49
打ってよし、投げて良しの「ピッチャーで4番」で、チームの大黒柱だった中学までの井端選手。野村克也監督との縁もあり入学した堀越高校で、バッティング練習の際、たまたま守ったショートが、のちにゴールデングラブ賞を受賞する井端選手の原点だったことと、そんな中学生の時点で「井端は投手よりも内野手をやらせた方が能力が活きる」と見抜いた野村監督の慧眼に驚いてしまいました。野球職人として、現在も「いぶし銀の働き」を見せる井端選手の思いがほとぼしる本書は、二遊間でコンビを組む、荒木選手との対談も楽しめる一冊です。2013/08/09
なかしー
31
今があるのは過去の積み重ね。 高校、大学、中日入団、WBC、結婚、レーシックなど著者のターニングポイントとなるエピソードからその時その時を必死で努力したからこそ結果として現れるのだとひしひしと感じた。2019/07/28
雲をみるひと
28
元プロ野球選手の井端弘和が中日ドラゴンズ所属時代に出版した本。メンタルの保ち方など教訓的なことが書かれているが、そのベースは野球選手としての経歴や経験で、中身は典型的なスポーツ選手本だと思う。井端個人やプロ野球ファン向け。2021/09/27
forest rise field
21
10年以上二遊間コンビを組んだアライバの井端選手の著。YouTubeで華麗な守備のコンビプレーを見てると気持ちいいもんだが、その裏にある目に見えない苦労やエピソードを知れてよかった。二人には阿吽の呼吸みたいなものがあり、性格やプレースタイルが全く違うからこそお互いが生きた。真似はできないが、仕事に対する取り組みなど役立ちそうなエピソードも多かった。監督になった井端さんを早く見たい。2021/08/18
Kaz
17
二遊間で10年続いたコンビはいない・・・そういわれればそうかも。アライバってすごいコンビだったのだと再認識!当時は、立浪をサードに押しのけたっていうのが不思議な感じがしていましたが、今となっては「なるほど」です。井端の目が悪かったことやセカンドコンバートを嫌がっていたことなど、中日ファンでない私はまるで知りませんでした。少し前の本ですが、とても興味深く読めました。2016/01/26