講談社文庫<br> ぼくが探偵だった夏

個数:1
紙書籍版価格
¥660
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
ぼくが探偵だった夏

  • 著者名:内田康夫【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2013/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062775922

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

浅見家では毎年、夏を軽井沢の別荘で過ごしていた。浅見家の次男、小五の光彦は、“山の友達”の峰男、夏休み前までは口も利けなかった本島衣理と三人で、女の人が行方不明になったという妖精の森に出かける。緑の館の庭で、昼間堀った大きな穴に、夜、お棺のような箱を埋めようとする怪しい三人組を光彦は目撃する。光彦の不審を本気で聞いてくれたのは、二十歳の地元の刑事竹村岩男だった。浅見光彦、記念すべき最初の事件!(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がたやぴん

78
光彦、11歳の夏休を切り取った作品。浅見家の面々に加え軽井沢のセンセや竹村刑事まで登場。何冊か光彦シリーズを読んだならば手に取って欲しい一冊。いつものように光彦の視点で描かれてはいるが小学生である設定を意識して分かりやすい言葉選びをしている。児童書とまではいかないが読み易く、どこかワクワクさせられる物語。舞台は軽井沢。友達と新しい道を開拓していくような小さな探検が、冒険、そして事件へと。違和感や疑問点が事件解明への道を開く。正直、時代遅れとなった過去作品よりも少年時代と割り切った本作のほうが楽しめた。2016/03/09

セウテス

60
浅見光彦が小学五年生の夏、10歳の軽井沢が舞台です。光彦は緑の館と呼ばれている別荘の庭で、掘られた穴に何かを埋めている人たちを目撃する。その後、光彦の周りで不審な車や男達が見られる様になり、光彦は推理を巡らせ、事件の存在を明らかにしようとする。本作は浅見光彦シリーズ及び、それなりの内田作品を読んでいて、その登場人物や背景に良く触れている読者にとっては、ノスタルジアを強く感じる傑作である。しかし、そうでない読者にとっては単なる小学生の冒険話であって、読みやすい良質の児童書にすぎないのでは無いかと思う。(→)2016/03/02

きっしぃ

39
ミステリーランド。浅見光彦シリーズは何冊か読んだことあるけど、これが小学生の浅見光彦の最初の事件。ミステリーとしては大したことないし、ミステリーランドでいままで読んだなかでも物足りないかな。浅見光彦シリーズのファンには嬉しい一冊かも。人の死を満員電車に例えていたのが心に残った。自分が死んでも世界は進んでいく。2017/10/24

forest rise field

35
浅見光彦の少年時代を描いた作品。青年浅見光彦から小説を書き出し、後年に少年時代を書くというのは主人公の相関関係、過去と現在の辻褄合わせなど大変だなと思う。舞台は浅見家の別荘地がある軽井沢。私は軽井沢人種ではないと端から思ってたので訪れた事は無いが、内田作品では何度も訪れている。今さらながら軽井沢に行ってみたくなった。2022/08/05

七色一味

28
読破。名探偵浅見光彦の、少年時代の姿──と言っても、名探偵浅見光彦の活躍を知らないという(笑) 軽井沢に別荘を持つという、なんともブルジョアな家に育ったということでm9(`▽)減点1! 穴を掘っている、ただそれだけでそれを死体と結びつけるという強引な思考回路。まぁ、たまたま犯罪がらみだったからいいようなものの、温泉ほってるだけだったらどうするんだ!m9(`▽)ビシッ2013/08/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6881354
  • ご注意事項