内容説明
「海を自由に利用したい」という現地の声を反映した解決策を立てるべきだ──日米同盟に寄りかかるだけで外交交渉の指針を持たない日本政府に、「領有権」と「海の利用」をセットにして北方、竹島、尖閣のそれぞれについて独自の大胆な解決案を示す。
目次
序章 日本をとりまく海域―虚構と現実
第1章 領土問題―日米同盟の従属変数
第2章 領土交渉―教訓と解決に向けた視座
第3章 北方領土問題―二島とαを求めて
第4章 竹島問題―忘れ去られた「かえれ海」
第5章 尖閣問題―海鳥たちと「生活圏」
終章 危機と岐路の狭間