内容説明
昭和には二つの戦争があった。日本を破滅の淵に追い込んだ戦争と、米国に次ぐ経済大国に押し上げた高度成長という「経済戦争」だ。敗北と勝利、結果は正反対だが、二つには数多くの共通点がある。戦後日本が劇的に変化した「あの時代」を、昭和史研究の第一人者が昭和前期の戦争と対比して徹底検証する。
目次
序章 軍事敗戦・経済勝利の構図
第1章 経済大国への道程
第2章 企業社会を生き抜いた庶民
第3章 十四年間の三つの時代
第4章 指導者たちの戦争体験
第5章 噴出した日本社会の矛盾
終章 得たもの、失ったもの
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- 一平【合本版】(2)