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内容説明
38億円赤字からの「V字回復」を実現した経営者が語る、シンプルな仕事哲学。あらゆる会社・チームをよみがえらせる「仕事の仕組み」とは?「決まったことを、決まった通り、キチンとやる」だけで生産性は3倍に!
目次
序章 なぜ無印良品には“2000ページのマニュアル”があるのか―「標準」なければ「改善」なし<br/>1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み―「人を変える」ではなく、「仕組みをつくる」<br/>2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる―「経験」と「勘」を排除せよ<br/>3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」―「他者」と「他社」から学ぶ<br/>4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」―「むくわれない努力」をなくす法<br/>5章 自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう―「基本」があれば「応用」できる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
141
マニュアルをこれほどきちんとしたものにしてしかも守るということがいかに大切かを教えてくれる本だと感じました。2000ページ本部では6000ぺージということでかなり作った方も使う方も大変ですね。良品計画については西武系の会社であったので、そんなに赤字があったとは知りませんでした。昔はあまり食品なども扱っていなかったと思ったのですが最近はかなり商品の範囲を広げているようですね。私は比較的ファンです。2015/12/06
しゅわ
98
【図書館】不振だった無印良品を回復させたトップが語る、シンプルな仕事哲学がつまった一冊です。いわゆる(仕事の自由度を縛ってしまう)マニュアルではなく、だれでも成果をあげられる「仕事の仕組み」を整えることで会社が変わる!という視点が新鮮です。その考え方は、販売業だけでなく、どの業種にも応用できそうで、とても参考になりました。経験主義&ノウハウの独占で(その人が辞めた時)あとに残された人が困る…という話は、うちの会社のお偉いさん達にも読ませたいです(涙)2014/07/07
Miyoshi Hirotaka
80
生活雑貨と衣料で快進撃を続けた無印良品もダイソーやユニクロの猛追でブランドが希薄化し、呻吟した時期があった。このようなことは、あらゆる業種のあらゆる企業で起こりうる。というのは、環境は常に変化するから。一方、当たり前の変化に対し、当たり前でないこと、つまり、トップの独断やその反対に決断を先送りし、現場まかせで立ち向かおうとすると淘汰に向かう。変化に対応するには変化に気づき、改善を実行する仕組みが必要。それには業務の標準化、つまり、「型」の確立が欠かせない。それが、その企業らしさとなり、負けない組織になる。2018/09/27
ひろき@巨人の肩
67
「標準」がなければ「改善」なし、「基本」があれば「応用」ができる。企業にとって「改善」・「応用」の部分が差別化要素となるが、それらを効率的に産み出すには、「標準」・「基本」を徹底的にマニュアル化し、PDCAを回してマニュアルの改訂によってアウトプットするという考え。4章まで読んで、自分の仕事を仕組み化すべきかなと思ったら、5章がそのものズバリだったので嬉しかった。「性格を変える、ではなく、行動を変える」ためにチャレンジしよう。2015/12/17
たかしくん。
64
「マニュアル化」やら「見える化」やら。私の勤務先でも、マネジメントの態勢づくりの一つとして耳の痛いくらいに言われてますが、不精な私は大の苦手。ただ、「マニュアルを作り上げるプロセスが重要で、全員で問題点を見つけて改善していく姿勢を持ってもらう」と言われると、確かにマニュアルを作るのが得意な人は問題提起や改善提言にも積極的な人が多いな、と納得する部分も多々ありました。でもでも、全てにマニュアル化された会社、それが本当に働きやすい会社かどうか?!2015/02/23