- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
NYツインタワー跡地での万羽鶴展と、広島のサダコ鶴とが結びつき、やがて、9.11で身内を亡くした日米双方の遺族たち、原爆投下を決定したトゥルーマン大統領の孫と被爆者たち、NYの高校で学ぶ子どもたちなど、日米さまざまな人々や、それぞれの複雑な想いが互いにつながり会う連鎖が始まります……。禎子さんの遺族の通訳を担当したNY在住の著者が、「サダコ鶴」の行方とパワーを傍らで見つめ綴ったドキュメント。
目次
テロ跡地に舞い降りた千羽鶴
奇跡を引き起した少女
思いやりを受け取ったニューヨークの子どもたち
ヒロシマと9・11をつないだ贈り物
手わたされたリスト
敵と友
あなたはここまで赦せますか
被爆者とパレスチナ人少年
叔母さんのいのりを世界に届けます
鶴と被爆ピアノ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかちゅう
7
「やられたら、やり返す。そんな憎しみの連鎖からは何も生まれない。」そんなことはわかっている。でも、実際の惨禍を体験し目の前にしても、その連鎖からの脱却は出来るのか― その答えがこの本にあります。9・11のテロのグランドゼロに飾られた千羽鶴。そこから広島の「サダコの鶴」につながり、癒しと許しの連鎖の波が起こります。あのテロは大きな惨禍の波も生み出してしまったけれども、その中で、小さくとも確かな癒しの波も生まれて、続いているのだと感じました。どちらを選ぶかは受け取った私たち次第だとも思いました。2017/10/12
速水 舞
2
9.11のテロに捧げられた千羽鶴や広島のさだこ鶴を通して考える平和についての本です。戦争は二度と繰り返してはいけないなと強く思いました。2013/08/15
みーたん
1
お姉ちゃんの感想!アメリカと日本が戦争していたけど、お互いに交流して、もう戦争はやめようとしていた!戦争した国同士が敵どうしと思わないで、一緒に話してみると戦争がいつかなくなるかもしれない!
ろうず
1
真珠湾攻撃 原爆投下 ハイジャックされた飛行機でのツインタワー激突 大切な人を国家間の争いの中で失った辛さ。そこから湧き出た感情憎しみだけでは自分も前には進めない。赦すということ。分かり合うということをこの本を通して考えることができる。教室のみんなで読んで話し合って欲しい。2014/05/24
しゅんぺい(笑)
0
読んだあとに知ったけど、著者さんのプロフィールがすごい。禎子さんの遺族の通訳やって。返さないといけなかったので、ほとんど流し読みしてしまった。申し訳ない。2015/08/23