小学館文庫<br> 消滅のリスト

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小学館文庫
消滅のリスト

  • 著者名:五條瑛【著】
  • 価格 ¥979(本体¥890)
  • 小学館(2014/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094088397

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内容説明

「標的は日本のどこだ?」衝撃の諜報小説!

標的は、日本のどこだ?
「米中の戦争は破滅につながる。
それを回避するために我々は犠牲をさし出す。
最後まで、日本人は騙しとおせ!」
これが諜報だ! これが防諜だ! これが謀略だ!
そしてこれが情報小説だ!

世界の破滅。その可能性が最も高まったキューバ危機以後、米ソ間で結ばれた密約があった。ソビエト解体後、密約の履行は米国と欧州の一部の先進国が主催する“会議”に引き継がれた。
会議の目的は、局地戦争が破滅的な事態に発展するのを防ぐこと。だが、その目的の履行のために信じがたい犠牲を、会議は求めていた。その会議が開かれた。
途端、内容が流出し、秘密を知る一部の人間と、関係国の情報機関が一斉に動き出した――。
インテリジェンスに無知なこの極東の島国が、大国に強いられる犠牲とは?衝撃の“本格情報小説”、電子で初登場!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

71
世界の破滅を阻止するため、秘密裏に開催されるという「会議」。その内容が流出し、秘密を知る人間と関係国の情報機関が動き出す。スパイ活動やりたい放題と言われる日本で繰り広げられる戦いの結末は?印象に残った登場人物は、ジゼルと帯津、濃いキャラクター。2019/01/30

kei302

39
2013年の本。2009-2012年に連載。この作品を読み終わったタイミングで三重県が主に伊勢神宮関連を理由に外国籍職員の採用 見直し検討の報道。中国の脅威と同盟国(だと日本が思っている)アメリカの俺様ぶり、ロシアは最早強国ではないが油断禁物、この3点が主に2つの家族と引退した元諜報員視点でエンタメ的に描かれていて興味深く読んだ。本当はもっと具体的に触れたかった部分があったはず。新作全く出ていませんが、最近どうされているのでしょう。2025/12/25

RIN

35
今や五條さん独壇場の感がある諜報の世界のお話。五條さんのインテリジェンスものは、普段平凡に地味に市民生活を送っている人たちが実は国際社会を動かす活動にコミットしていた、とか、本人も知らないうちに売国に手を貸している人がいかに多いか、とか、前職からしてもいかにもありそうな怖さがリアルで読むのをやめられない。本作も現実に存在しても全く不思議ではないし。日本もそろそろ本格的に「知らないうちに売国に手を貸さないため」の教育を始めるべきではないのか?と本気で考えてしまった。2014/02/24

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

33
富士山の世界遺産登録は喜ばしいですね~♪ でも、世界遺産や天然記念物への登録に熱心なのにはこんな裏事情があるのかも…と考えると不安になります。 ノンシリーズのインテリジェンス小説。 あらすじを見ると難解そうですが、多数の魅力的なキャラと最後までサスペンスフルな展開で、分厚さも気にならない面白さですよ!! 特にスパイ狩りチームのリーダー帯津さん…これまでの作品にはいなかったタイプで素敵すぎる! 個人の幸せをないがしろにした国家や世界の平和ってどうなの…!? 奥が深いテーマです☆2013/07/13

絳楸蘭

26
登場人物多くて、しかも錯綜していて最初はついていくのが大変だったけど、慣れてしまえばパターン化した流れだったので楽しむことができた。本当にこういうことがあっての平和だったらイヤだなぁと思いつつ、あり得なくもないから怖い。なにも知らない一般人でいることが平穏無事でいる方法だけど、知らないところでいろいろ動いているのもヤだなぁと勝手なことを思った。誰でもスパイに仕立てあげられちゃうことができる世の中がコワイ…。2014/09/23

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