小学館文庫<br> 岬バーガー

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小学館文庫
岬バーガー

  • 著者名:本馬英治【著】
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • 小学館(2014/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094088380

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内容説明

世界一うまいハンバーガーは、青春の味。

 ぼくたちは、つらい体験をした。それでも、海が好きなんだ。
 高校二年生の涼は、親友のケンとサーフィンに明け暮れていた。海岸清掃をきっかけに、同級生の凛がサーフィン仲間に加わった。三人が入るのは、悲しい伝説のせいか人気のない「岬下」ポイントだ。
 ある日、その岬下ポイントに不思議な男があらわれて、ハンバーガーショップを開店した。シンプルだけど、ものすごく美味しいハンバーガーは、地元ですぐに評判となり、人気の店となる。高校生三人組も、サーフィンの合間に手伝うことにした。そんな楽しい毎日がいつまでも続くと思っていた……。
 海を愛するすべての人に贈る、サーファーだからこそ描き切れた青春小説の新たな波! 忘れられない夏が、今、はじまる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨータン

15
小さい海辺の町が舞台なんですが、なんかとってもアメリカっぽい雰囲気が感じられる小説だったなと思いました。この岬バーガー、仲間と一緒に海でたっぷりサーフィンをしたあと、頬張ったらさぞ美味しいだろうな。読んでいて美味しさが伝わってきました。高校生、サーフィン、ハンバーガー、いいなーまさに青春ですね。2015/03/23

Iku

11
サーフィンを愛する高校生たちと、ハンバーガー屋の岬バーガーを営むおはなし。海辺の町に住んでいたら、海のある生活になるのかしらと、思いを馳せました。リゾートホテル開発に立ち向かう際、サーファーたちの愛を感じました。2015/02/25

ふみえ

4
年末なので積読整理で読みました。良かったです!ただの食と青春ではなく、世の矛盾や理不尽さを静かに表した物語だと思いました。「負けるけど、負けない」のセリフは力強くて好きです。全体に漂う暗めの雰囲気も良し。2013/12/10

あや

2
サーフィンの本、あるのかなと思って探した本。 海辺に住む3人の高校生のお話。高校生って、色んな人の感情がわかってくるし、でも多くを口にしない。表面だけ見てるようでちゃんと深くまで考えてるって言うのが伝わるお話。 サーフィン初心者の私は凛が海にハマる気持ちも涼が感じる海との一体感も少しわかる。ケンみたいに寡黙で見守ってくれる3人でバランスがとれてる。 ハンバーガーが美味しそうで、海へのデリバリーもすごく魅力的でカッコいい。サーファーって海を大切にして、軽く見えるのにしっかり守る物を大切にできてる人達。 2019/01/23

bootare_tommy

1
夏っていうのは、何かに気が狂ったように必死になれて、それでいてなんとも物悲しい気持ちにもなる不思議な季節ですなぁ。夏休みが始まった今この時が読みどきな一冊。しかしここまでストーリーを全部書いちゃった巻末の解説文は初めて見たように思うよ。絶対本編を読み終わってから読むべし。2013/08/04

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