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内容説明
前防衛大臣 森本敏、現自民党幹事長 石破茂、憲法学の泰斗 西修が、日本の安全保障の全てを語り尽くす!
ますます深刻化する日本の安全保障。それにもかかわらず、国防についての真っ当な議論がなく、その結果、多くの国民が自衛隊と軍隊の違いすら理解できていない。ここはまず、国防とは何か、国防軍とは何かを知ることから始めたい。現在の問題をどうクリアし危機を脱するのか、安全保障のスペシャリストたちが明らかにする。改憲を目指す人も、護憲を標榜する人も必読の書。
目次
第1章 日本が直面している国防上の脅威とは
第2章 既にはじまっている「戦争」
第3章 自民党がどうして国防軍を主張しはじめたのか
第4章 自衛隊は軍隊か
第5章 国防軍で自衛隊はこう変わる
第6章 国防軍で日米同盟はどう変わる
第7章 だれが国を守るのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
30
独立国家の安保。Who/Howが曖昧なのが、そもそもの問題点。米軍とのR&Rは?基地は嫌だけど米軍に守ってほしい?突き詰めると、自衛隊の本来のMission論に戻る気がする。旧来の国家間の”火種”はもちろんだが、Non国家であるテロの脅威。抑止力も結構だが、人脈と情報による非戦的リスク管理向上も必須!八方美人や金銭で片をつける方法に、限界があるのも一理。結局、日本の立ち位置が問われている。先日のような醜い国会闘争ではなく、国民投票で総意として欲しい。無論、国民1人1人に求められる知見と責任も必須。2015/08/11
放蕩長男
8
日本人は豊臣秀吉の刀狩り以降、ごく一部の期間を除けば、「武器」というものに全く馴染みがありません。フィクションの世界では度々登場する刀剣も、防具も、銃火器も、私は生まれてこの方触れたこともありません。一番それらしいものは、包丁や工具の類でしょうか。そんな国で生活していると、確かに軍事に関して議論することすら憚られてしまいます。憲法9条改憲議論にしても、そもそも話題に上げることがタブー視されているような状態ではどうしようもありません。触らぬものに何とやら、という現状は、どうすれば打破できるのでしょうか。2016/07/21
Humbaba
8
ここ数年の自衛隊の主な活動は、震災等の被害者の救済であった。それが非常に重要な任務であることは言うまでもない。しかし、自衛隊にとって欠かすことのできない仕事は、国を守るということである。自衛隊員、そして今後自衛隊を目指す人間はそのことを常に意識しておかなければいけない。2013/08/31
ja^2
6
いったい現在、どれだけの日本人が自分の命に代えて国を守るという意識があるだろうか。命に代えてとまでいわなくても、何らかの犠牲のもとでと言い換えても答えは同じだろう。▼70年もの間、当たり前のように平和を享受する中で、そうした意識はほとんど希薄になっている。▼だから、多くの国民にとって本書で議論されていることは縁遠く聞こえるだろう。たとえば、集団的自衛権を行使してグアムまで守るなんてとても無理だ。▼だって、米軍の抑止力のもとで平和を享受しておきながら、その基地を拒むという虫の良い話を主張する国民なのだから。2014/03/15
depo
5
積読本。集団的自衛権が国会で議論になったとき、憲法学者の殆どが反対していると言われた。しかし、私の知り合いの憲法学者にはそのようなアンケートは来なかった。一体誰に聞いたのだろうか。だいたい、政府解釈で勝手に集団的自衛権の行使ができるようにするのは許されないとその学者達・マスコミ・野党は主張した。そもそも、政府は憲法制定当時、個別的自衛権は保有するが行使できないとしていたのだが、その後、保有しているのだから当然行使できると解釈変更した。そして現在の自衛隊がある。この解釈変更は問題ないのだろうか。2021/02/14
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