内容説明
ロンドンで見習い看護師をしていたフィーベは、病気の叔母の面倒をみるためサフォーク州の村へやってきた。口うるさく偏狭な叔母の世話は並大抵ではなかったが、主治医ジョージの温かな見守りと励ましのおかげもあり、なんとか最期までみとることができた。ところがその直後、フィーベに思わぬ災難が襲いかかる。叔母が財産をすべて寄付したため、家を失ってしまったのだ。呆然とするフィーベに、ジョージが突然驚くべき言葉をかけた。「ぼくらが結婚するのがいちばんいいと思うんだ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
6
いつものベティだとこんな小さな村で働いてない。妻を看護婦として使っていない。でも二人で働いて、暮らしている話も楽しい。ベティってネタばれ防止必要ない。だって同じような話なんだもの。それがいいんだけどね2013/06/27
キッチンタイマー
3
ベティ2冊目。やはりかオランダ人。前の作品で読んだときよりヒーローの気持ちがわかりやすい。文章が看護日誌のように簡潔で無駄がなくテンポが良いので読みやすい。その中に憧れとか自信のなさが見え隠れする。ヒーローは普通に口説けばよかったのにと思った。で、偏屈叔母の偏屈さとか、なんか変なところに堅実な合理性を感じてしまった。ドイツっぽい。2013/09/12
びわ
3
ヒーローが教授じゃないし大病院で働いてもいないのは珍しい。ヒロインがしんりを手伝うのもいい感じ。働き者のヒロインヒーロー。ライバル女は相変わらず礼儀知らずで図々しい。ヒーローもヤキモチやかせたかったらしいけど、愛するヒロインにつらい思いをさせるってどうなの?ライバル女への対応もいまいちだわ。さっさと追い出せばいいのに、うんざりして退散するのを待ってるなんて!ヒロインも言いたいことは言うからよかったけど。やっぱり幸せエピローグがないともの足らないなあ2013/06/28