- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
18世紀、朝鮮王朝時代。王宮文化が開花する一方で、都に住む庶民たちは独自の文化を育んでいた。西欧人の見聞録を通してのみ語られてきた、王朝時代の「庶民の暮らし」に迫る、初の韓国庶民生活誌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
2
いろいろな生活史を集めるのが好きなのもあるのですが、この本を手に取った理由は何と言っても今NHKでやっている韓国ドラマ「トンイ」です。ドハマりして毎週楽しみに見ています。扱っている時代がちょうどかぶっていたので確かに興味深く読みはしましたが、生活史の本としては退屈な部類に入るでしょう。資料の制約もあるでしょうが、もうちょっと生き生きとした、人々の生の声を描けないかと思います。庶民がテーマだからと言って両班や奴婢を排除した著述にこだわる必要はなく、広く中流層と考えればもっと魅力的になったかと思うのですが。2013/10/08
ぱらっぱ
1
朝鮮王朝時代の庶民生活について書いているが数百年続いた時代の背景についての言及が乏しいためなぜこうなったのか分からない。もっと主題を絞りこんで書いてほしかった。あれもこれも書くと総花的で中身の薄い本になってしまう。2015/05/02
転天堂
0
いずこも同じだが、支配者階級の記録は文字として残されるが、庶民の昔の生活の記録をたどるのは大変である。著者は朝鮮王朝時代の首都・漢城の庶民の生活について、残された様々な記録からよみがえらせていく。その視点は治安、住居、食べ物、着るもの、汚物処理など多種多様である。ドラマでもおなじみのクッパ屋やかぶりもの、捕盗庁、救荒対策、疫病などの知識が得られるのは面白い。それにしても正祖が「…と述べており」というたびに、イ・ソジンの顔と声で脳内再現してしまった(苦笑)。2024/06/07
-
- 和書
- 魔女は夜ささやく 〈下〉