内容説明
『私は、何一つ悪事を働いておりません。故に私は、己の身が清廉潔白である事を証明しようかと思います』 先日少年刑務所から出てきた容疑者の部屋で発見された声明文。そして殺人現場の壁に残る『私は無実です』のメッセージ──。 芸能ゴシップや都市伝説等を扱う、とある雑誌の編集部。そこは編集長の乙野辺ルイ、通称オツベルが若き女帝として君臨していた。そんな部に急遽配属された、強面で顔面に傷痕が走る巨漢、喜佐雪弘。自分を悪人だと自負するルイと真面目ながらも謎の多い新人記者・喜佐が、いつしか連続殺人事件に巻き込まれ──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
58
2つの事件がどう絡むのかと読み進めると・・・ なるほど、そうきましたか。けっこう巻き込む側にいそうなキャラが巻き込まれる側に回りそうになったり、そうならないように瀬戸際で粘ったり。でも結局母親の手の上で踊らされている感じかなー2013/10/10
ひめありす@灯れ松明の火
50
『デュラララ!!!』が上手く読めなかったので、初成田さん。MW文庫だし、大丈夫かなと思って読みました。少しぶっ飛び成分が減ってて、読みやすかったです。ルイが分かりやすく悪役を演じつつ、仲間を案じる乙女な部分がある所が可愛いです。喜佐を振り回すつもりが振り回されてる所なんてもうっ……『オツベルと象』は中学生の時に国語で習った思い出の作品。担任の先生のあだ名がオツベルだったんです。オツベルと像は最後は悲劇的な終わり方をする一週間。だから、今度の物語には幸福な週末を。終末を。happy endを期待したいです。2013/09/08
ソラ
38
面白かった。世界観はデュラララとか越佐大橋と同じ。絡みはないけれど。また、続編出たら読んでみたいなぁ。2014/11/01
END
37
今回は群像劇じゃなかった。ファンタジーでもなかった。でも、面白かった。乙野辺の「ムジナに毒を盛れるのは、同じ穴のムジナだけなの」は良かったな。とある記者の薦めで『オツベルと象』も読んだけど、最終的には乙野辺は白い象になっちゃった。しずちゃんと喜佐が出会ったらどうなるんだろう?意外と仲が良くなりそうだよね。次は『バウワウ!』を読んでみたい♪2013/07/31
Takayuki Oohashi
27
成田さんの本を図書館の書棚で見つけ、手に取ってみました。『悪人』と自称する女敏腕編集長の乙野辺ルイと、強面の新人編集員の喜佐雪広のデコボココンビが魅力的です。ミステリーは苦手なのですが、それ以上にこの二人のキャラクター性に惹かれました。特に乙野辺の、物語が進むにつれ明らかになる過去と喜佐に心を開いていく描写が好きです。そういうキャラクター同士の葛藤や共感の描写が成田さんは見事だと思います。やはり僕は又吉直樹の「火花」のような作品よりも、こういったラノベ的な作品の方が好きですね。個人の嗜好が出ると思います。2016/07/14
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