内容説明
毎年8月末から9月の初め、富士山麓で自衛隊の総合火力展示演習が行われる。以前は一部の軍事ファンだけが知るマイナーイベントだったが、今や全国から見物客が殺到するメジャーイベントになった。そうした見物客たちのお目当てのひとつが「戦車」である。某アニメが大ヒットしていることもあって、その人気は高まる一方。とはいっても、やはり私たちの日常生活から極めて遠い存在にある戦車のこと。知らないことは山ほどある。「狭い戦車にトイレってあるの？」「戦車に乗るにはどんな資格が必要？」といった素朴な疑問から、「大砲の命中率ってどれくらい？」など攻撃力に関する疑問、さらには「空から攻撃されたらどうやって反撃するの？」といった防御力に関する疑問まで、あらゆる謎を一挙に解明している。図版、イラスト、写真をふんだんに使用し、初心者からマニアまで戦車のことをもっと知りたいという人にうってつけの一冊。
目次
ＰＲＯＬＯＧＵＥ 戦車とは何か？―戦車の敵はもともと歩兵。戦車ではなかった
１ 戦車に関する素朴な疑問―戦車の操作は難しいの？
２ 戦車の攻撃力に関する疑問―大砲を２門つけたら最強の戦車が出来るのではないか？
３ 戦車の防御力に関する疑問―大砲が攻撃できない死角に入られたとき、どう戦うの？
ＩＮＴＥＲＭＩＳＳＩＯＮ 一度は見てみたい世界の戦車
４ 戦車の能力に関する疑問―戦車はどうやって曲がるの？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
P-man
2
かなりライトな戦車本。浅くとも第一次世界大戦から現代戦車まで解説。入門にはいいのですが、同著者の「戦車謎解き大百科」の方がおすすめかなー。2017/07/09
すいみん
1
戦車も電子化著しいのな。戦車の歴史や構造もある程度あって理解が進んだと思うけど、世界の戦車が紙面に無い戦車を引き合いに出して紹介を行う事がたびたび行われてわかりにくい。 2015/09/28
アリャー
0
一問一答形式のため、非常に読みやすかった。深い部分にまでは言及されていないので、あくまで入門書的な位置づけで、黎明期の戦車から最新の戦車まで扱っている。写真や図面もそれなりにあるのも、初心者には理解しやすく嬉しかった。反面、個々のエピソードなどは皆無なので、そういうのを読みたいなら、同著者の他の本で詳しく扱っているものがある。2016/05/24
たみや
0
３年近く放置してようやく読み始める。わかりやすさを重視した紹介になっているので戦車の知識が殆どないボクには大変ありがたいです。戦車の紹介がガルパンを意識したラインナップなので、比較できて面白かったです。2016/03/18
ばろん
0
まさしく入門用といった感じ。個々の情報を見ればインターネットでも得られる程のものだが、項目ごとにまとめられているのでアニメや漫画から興味を持った人には十分。文章も堅苦しくない。2013/10/11
