内容説明
剣術道場の一人娘・七緒は、嫁入り前のお年頃。耄碌のはじまった祖父の秋重治左衛門のもと、師範代として稽古をつける日々。町のやくざ者を懲らしめる、剣の腕と好奇心の持ち主でもある。ある日、道場の門前に男が行き倒れていた。ただの空腹だったというその男は、七緒や門人たちの前で、からくり人形を操り出すのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
43
歯のない屍体が出てくるのに鳥肌が立ちました。殺害の理由も怖かったです。2021/12/31
かんざきみこ
3
兄を殺された妹・七緒と道場主である祖父の巻き込まれがた捕り物帳。淡々とした文章だけど、事件内容は結構えぐい。全体的に薄味なかんじだけど、書き込まれたらホラーになりそうだから、これはこれでありか。七緒がチートな剣士ではないところがポイント。さあ、どうなる?で以下次巻。縦軸が兄殺害の謎、横軸が巻き込まれ事件。横軸はきっちり解決するので読みやすい。2016/06/16
いつでも母さん
2
治左衛門がイイ味ですねぇ。七緒と信兵衛の今後が気になるのと、兄の死に方にどう辿り着くか・・まだ1巻目では『陽炎時雨 幻の剣』の意味も不明でしたね。2014/06/02
めにい
2
登場人物たちがとても魅力的なのだが、この作家さんの文章が淡々としすぎて惹きつけが弱いと感じてしまう。でもきっと次も読みます。2013/08/18
ひさか
2
新シリーズ。女剣士の七緒が良い。七緒の祖父、治左衛門の設定が楽しい。捕物、チャンバラと人情いっぱいの登場人物達の活躍が面白かった。次巻が楽しみ。表紙絵が、お話とあまりそぐわないのが残念。2013/08/16