角川文庫<br> at Home

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角川文庫
at Home

  • 著者名:本多孝好
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041008522

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内容説明

母は結婚詐欺師、父は窃盗犯。傍から見ればいびつに見える家族も、実は一つの絆でつながっている。ある日、詐欺を目論んだ母親が誘拐され、身代金を要求された。父親と僕は母親奪還に動き出すが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

射手座の天使あきちゃん

254
ちょっと訳ありな「家族」の甘くないけど、じんわり心が温かくなるショートストーリー 「日曜日のヤトカリ」既読でしたが弥生さん やっぱり最高~(笑) 「at Home」いい話だけどありえないんですけど!(笑) 「共犯者たち」元両親のとぼけた感じがいいです 「リバイバル」大人じゃないと難しいですね <(^_^;2013/07/28

やせあずき

230
「家族モノ」の短編集です。このジャンルは、萩原浩さん「家族写真」、奥田英朗さんの「我が家の問題」「家日和」などが大好きなのですが、本日、本多さんも加わりました。何しろ描かれる家族の「かたち」が突拍子もなくいびつで、初めは違和感を感じずにはいられないのですが、4つの話を通して、どんな「かたち」であろうと、愛情で繋がっている限り、受け入れ合うことができるのが家族なんだし、そんなに難しく考えなくてもいいんだよ、と最後は幸せな気持ちにしてくれます。それにしても、最近は、原作がいいとすぐ映画になっちゃますね。2015/08/07

みも

215
経済力があり強靭な精神力を持つ父親、包み込むような優しさで良妻賢母そのものの母親。だが、他人が認知するその父母の肖像は必ずしも真実とは限らない。その子が欲しいものは、ただ「愛情」だけだから…「at Home」「日曜日のヤドカリ」「リバイバル」「共犯者たち」4篇。様々な形で形成する家族を描く。よしんば血の繋がりがないとしても、そこには確かな「愛情」がある。その筆致は鋭利なナイフのように…しかしその肌触りは上質なカシミアのような…そんな暖かな秀作。僕の愛は家族に届いているか…静かに自問する。#ニコカド20202020/12/31

ehirano1

184
奥田英朗の「我が家シリーズ」を彷彿させる内容で、もうちょっと読みたい/読みたかった、いやいやまだまだ読みたい、そんな気持ちになる作品でした。2025/07/18

佐々陽太朗(K.Tsubota)

163
家族四景。ドライな語り口に、所々ユーモアを交えながらも本質は結構ウェット。読み進めるにつれズシンと堪えた。家族ってのはやっぱり人が生きていくうえでの基本なんだよなぁ。でもその家族ってのが案外もろいものなのだ。だってそれを構成する人がもろいのだから。人生はやり直しがきかない。一度壊れたものは、二度と元どおりにはならない。元に戻らないながらも何とかしようとするしかない。人生は祈りに似ている。「日曜日のヤドカリ」は『Story Seller2』に収録されていたので読むのは二度目。やはりこれば名作だと確認。2014/11/16

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