新潮新書<br> 衆愚の病理

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新潮新書
衆愚の病理

  • 著者名:里見清一【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2013/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105258

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内容説明

患者名:日本国 病状:極めて深刻……現役医師が、冷徹な眼差しで医療を、社会を、この国を診断。見えてきたのは、国全体を覆う、プロを軽視して素人を持て囃す病だった。「情報が患者の不安を生産する」「敗戦処理はエースの仕事」「民主主義がヒトラーやルーピーを生む」「人は思考停止を欲する」――ロジカルでシニカル、ときにアクロバティックな議論から日本の本当の病状を炙り出す、毒と逆説と笑いに満ちた社会論。

目次

1 「敗戦処理」はエースの仕事である(「敗戦処理」とは何か 「患者の死」は忌むべき敗北なのか 「寝たきり」人生の価値)
2 情報が害毒を生産する(不安のもとになる情報 「最悪を想定する」という無責任)
3 「惰性」の研究(惰性の功罪 「タリバンホスピス」の傲慢 人は思考停止を欲する 座生の活用とその限界)
4 諸悪の根源、民主主義(ルーピーを生み出すシステム 自称リーダー多くして国沈む あなたも私もビョーキである 「信じる」者は救われない)
5 逆風下のプロフェッショナリズム(八百長は文化である 「原子力村」のプロが日本を救う 金で魂を売る作法 死神の仕事、実は医者の仕事)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

11
患者名:日本国 病状:極めて深刻……現役医師が、冷徹な眼差しで医療を、社会を、この国を診断。見えてきたのは、国全体を覆う、プロを軽視して素人を持て囃す病だった。「情報が患者の不安を生産する」「敗戦処理はエースの仕事」「民主主義がヒトラーやルーピーを生む」「人は思考停止を欲する」――ロジカルでシニカル、ときにアクロバティックな議論から日本の本当の病状を炙り出す、毒と逆説と笑いに満ちた社会論。2015/09/02

calaf

10
日頃の思いを書きなぐったエッセイ集といった感じ。正論でその通りと思うものの、全面的に賛成できるかどうかはまた別物かも (汗)2013/07/27

Sugi Takahiro

7
大衆に陥りがちな「弱者の思想」をプロの観点から否定する本。 プロに責任を求めてはいけない。求められると正しいこと、最悪を想定したことしか言えず、責任を逃れる方へ行ってしまう。予測を超えた事態が起こらないように最悪のケースを挙げるだけ。それこそ無責任。プロは何が起きても逃げずにここにいるぞというだけでよい。 思考停止状態は幸福。惰性で動く=思考停止=幸せ。一度始まった習慣は無意味でも、やめるのにエネルギーが必要。 プロが駄目だから素人、ではなく選りすぐれたプロが必要。出来ないのはシステムが駄目。2015/07/31

もけうに

3
週刊新潮連載を纏めたものなので、一冊の本としてはイマイチ散漫とした内容。政治の話が多いのでイマイチ。著者の(医療分野以外にも)博識ぶりには毎度敬服するばかり。政治も医療も、行きつくところは結局コミュニケーションである。2022/04/14

χ

3
医療の現場を知ると憂鬱になる。絶望的なことを言うときは対策を添えるのが建設的。頭の痛いことを軽妙な語り口で頭に入れやすくしてる。マスコミの害毒はどれぐらいなのか2019/06/29

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