内容説明
無敵の盟友として高原に名を馳せた、英雄タンラと精霊ジュンガ。しかし戦いの最中、かつて高原を追われた元聖者の術により、タンラの心は歪められ、二人の仲も引き裂かれてしまう。時を経て、国は存亡の危機に瀕していた。神託により、生まれてくる王子を守るため、再び相棒となった二人。世界の命運と、二人の絆を賭けた旅がはじまった――。
ひねくれ者の英雄と一途な精霊の大冒険!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あぶらや
16
この作家は黄泉坂案内人シリーズを読んで好きになり、僕僕先生にはちょっとのめり込みました。しかしこの作品はいまいちです。 高原の王国の英雄が主人公と思われるが、物語の構想が大きすぎて焦点が絞れないでいるように思う。これが読み切りの長編で無く長編シリーズの序章であれば多少納得出来る。 でもこの続きが読みたいと思うような展開では無い。2021/08/09
きょん
7
う~ん。どうも登場人物があまり魅力的に感じられなくてちょっとのめり込めなかったなあ。人間味があると言えばそうなんでしょうが、神か悪魔かという強大な力を持つ人から嫁希望の少女まで皆かなり自分勝手で器が小さい感じ。そして、話自体が全然終わってない。『魔神航路』を読んだ時にも思いましたが、シリーズ展開するのが前提なら潔く「1」と付けて出版して頂きたい。2013/09/22
詠月
6
設定もキャラクターもストーリーも素敵です。ざっくり言うと中華風ファンタジーですが、古代チベット神話が根底にあるので新鮮でした。ただ、もっと細やかな描写だったらよかったのにと、思います。2013/07/11
トモユキ
4
タンラが最後まで戻らないことにビックリ! あとがきにあったように、何かしら古典を連想させる内容でした。個人的には封神演義と結構かぶって、なぜか魔法物語(斉藤肇著)を思い出しました。すべてが中途半端に終わっているような、消化不良感が拭えません。仁木英之さんだと、続編を考えてのことかもしれませんが。2014/09/19
バッタ
3
設定、世界観は◎。しかしながら、人物と展開が弱く、色々生かしきれていない気がします。シリーズ化してもう少し深堀するか、逆に絞り込むようにした方が良かったと思います。2013/07/23
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