内容説明
会社の不当な扱いに、社員はどこまで対抗できるか。「パワハラには手書きの実録が証拠になる」「サービス残業代は簡単に取り戻せる」「有給休暇は当日の電話連絡だけでOK」「不利にならない退職の仕方がある」……。職場の理不尽な圧力に屈せずに、反撃できる法的秘策が満載。再起不能になる前に知っておきたいサラリーマンの護身術。
目次
プロローグ 労働法を武器に自分を守れ!
1 セクハラ・パワハラ編―非常識な上司につける薬とその効用
2 サービス残業代編―『しごとダイアリー』は強力な武器になる!
3 休暇取得編―病欠で2年間もの有給休暇が!
4 給料アップ編―どんどん年収が上がる「仕組み」実践法
5 「辞めろ!」と言われたとき編―逆境をチャンスに変えるテクニック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
27
パワハラ、セクハラ、不当な解雇といった会社からの理不尽な攻撃から身を守るためにも労働者としての権利は知っておいた方がいいと思います。義務を果たさないのに権利を主張するのもどうかと思いますが、仕事が原因で精神病や自殺に追い込まれたらダメですからね(..)自主退職に追い込むために社員を窓のない部屋に追い込み、何もさせないという話は絶句しましたが社員は物ではないので権利は知っておいて損はないと思います。2016/04/03
skunk_c
11
以前出ていた『マジで使える労働法』を加筆してコンパクトな文庫にしたもの。登場する労働法は実質労働基準法と労働組合法のふたつで、しかも条文などは出てこない。したがって煩雑感がなく、若手でかつ若者の中にいる著者らしい語り口もあり、極めて取っつきやすくなっている(当然それが狙いで、わずか130ページほどの、しかも字の大きめな文庫にしたのも、多くの人が読み、あるいは持ち歩いてもらう計算だろう)。これは大学などのキャリア担当がテキストとして利用してもいいんじゃないだろうか。高校の授業で使える部分も多々あり。2016/06/05
三崎口@ネットつないだら本格復帰します
6
さくっと読めておすすめ。まあ、こういうのって社会人になる前に学校とかで先生が教えるべきだと思うんだけどねー。何のために覚えるのかわからない単語よりよっぽど大事だと思う。日本の法律ってまるで誰かのために用意されたように曖昧なグレーゾーンがあったりするからこっちも最低限知っておいたほうがよいことがけっこうある2013/06/23
Mikarin
5
サラッと読める。普段我々が労働法を知らずに会社にいいようにやられているか、よく分かる。巻末の一覧は何かトラブった時のための相談窓口的にとても便利。「自分の身は自分で守る」ということで、個人加入のユニオン、考えようかなぁ…2016/03/27
とうふ
5
働く上で必須と言っていい知識が満載。薄くて1時間もあれば読めるが知らないことばかりだった。出来るなら就職する前に知りたかったな。しかしこの程度の知識さえも自分で調べなければ分からないっていうのは日本の教育が悪いよなあと。奴隷を作ってるとしか思えない。2015/12/09
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