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内容説明
シェール革命、世界最大油田の開発、製造業の回帰によって、アメリカは劇的によみがえる。もはや中東の石油に頼る必要はなくなるのだ。かたや、周辺諸国に圧力を強める中国の衰退が、すでに始まっている。いったい世界に何が起きているのか。いま問われているのは、まさに日本の戦略である。
目次
第1章 世界の石油市場が大変動する
第2章 アメリカは戦争より外交戦略に力を入れる
第3章 アメリカはスーパーパワーでなくなる
第4章 中国はアメリカの代わりにはなれない
第5章 中国は老齢化し衰退しはじめている
第6章 日本は戦略的決断を迫られる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
21
オイルシェール(油母頁岩2頁)。 アメリカが懸念するのは、軍事力の低下と、 沖縄の海兵隊が中東に移動して基地をカラ にしているとき、朝鮮や台湾で有事 が起きた際、どうするかという問題(85頁)。 集団的自衛権が最近国民の意識を集めて、 公務員制度制度改革や消費税、放射能 への安保がわかりにくくなっている。 アメリカはTPPでうまくやってのけたのか? 米軍兵もこころをやられているともいう。 武力で強引にやるのは限界があるのではないか。 2014/05/21
Hiroki Nishizumi
3
エネルギーの転換による米国の成長と、中国の限界を記述している。ひとつの見方として参考になる。ただ、著者は米国史以外の歴史は弱いようだな…2013/09/12
波切
2
石油に関する本だと思ったが、米国オバマ批判、中国批判に終始した内容です。もう少し具体的な近未来エネルギー論を期待しました。2013/11/03
Aoki GO
1
面白く読めたが、記述が定量的かといわれると、、、2013/12/14
Great Eagle
1
日高義樹氏の著作、初めて読んだのかもしれません。日高氏はもはやアメリカ人担ったのかもしれません。アメリカの考え方が分かって面白いのですが、これは筋金入りの保守派のものですね。政治外交と軍事力のパワーが力の源泉のようです。2013/12/06