消費税日記 - 検証増税786日の攻防

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消費税日記 - 検証増税786日の攻防

  • 著者名:伊藤裕香子
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • プレジデント社(2013/06発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833420495
  • NDC分類:345.7

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内容説明

消費税増税は是か、非か。
キーマンが続々証言、その舞台裏がいま明らかに!


国民に重い負担を強いる消費税増税はなぜ決まったのか?
現役朝日新聞記者が増税の舞台裏を解き明かす。
野田佳彦、谷垣禎一、菅直人、与謝野馨など鍵を握った多くの政治家のほか、
鈴木敏文、新浪剛史ら経済人の単独取材にも成功。
キーマンたちの真意に迫った1冊。


【目次より】※肩書きは2013年5月末
【目次より】※肩書きは2013年5月末
■プロローグ:野田佳彦 前首相~傷はずいぶん負ったが、悔いはない

 ■第1章:迷走と変遷~変わりゆく増税の目的
・飛び出した増税宣言[2010年6月17日]
・揺れた発言[2010年6月30日]
【証言】 菅直人 首相[当時]~性急だったな、との反省はある
・「一体改革」の名で包む[2010年12月10日]
【証言】 与謝野馨 社会保障・税一体改革担当相[当時]
・「5%」に当てはめる[2011年6月2日]
・隠した新年金の試算[2012年2月10日]
【証言】 野田毅 自民党税調会長

■第2章:予行演習~大震災から三党合意へ
・大震災の一日[2011年3月11日]
・定まらぬ復興財源[2011年3月13日]
・ダブル増税へ[2011年4月7日]
・ぼかした増税の時期[2011年6月30日]
・二枚看板へ[2012年1月13日]
【証言】 岡田克也 副総理[当時]
・不揃いの決着[2012年6月15日]
【証言】 石井啓一 公明党政調会長
・嵐の夜に「学級崩壊」[2012年6月19日]

【消費の現場から・経営者インタビュー】
鈴木敏文 セブン&アイ・ホールディングス会長~増税への手順、全く違っています
新浪剛史 ローソン社長~民の力信じ、経済浮揚、そして増税へ

■第3章:包囲網~追い風も向かい風
・自公政権の宿題[2011年11月30日]
・経済界の同意[2012年1月5日]
【証言】 前原誠司 民主党政調会長[当時]
・友党の支え[2012年3月30日]
・「戦友」となった日銀総裁[2012年4月27日]
・「小沢切り」の帰結[2012年5月30日]
【証言】 斉藤鉄夫 公明党税調会長

■第4章:二人三脚~財務省の存在
・内輪に語った決意表明[2011年1月5日]
【証言】 藤井裕久 民主党税調会長[当時]
・「どじょう」の演説[2011年8月29日]
・心通じた二人の党首[2012年2月29日]
【証言】 安住淳 財務相[当時]
・消えた「再増税」の条文[2012年3月14日]
【証言】 額賀福志郎 元財務相
・採決日和と「青い札」[2012年6月26日]
・主役交代[2012年8月10日]

■エピローグ:谷垣禎一  前自民党総裁~「税率10%」最初に公約に掲げたのは私

■年表:消費税増税をめぐる動き

目次

プロローグ 特別インタビュー 野田佳彦前首相―傷はずいぶん負ったが、悔いはない
第1章 迷走と変遷―変わりゆく増税の目的
第2章 予行演習―大震災から三党合意へ
第3章 包囲網―追い風も向かい風も
第4章 二人三脚―財務省の存在
エピローグ 特別インタビュー 谷垣禎一前自民党総裁―「税率一〇%」最初に公約に掲げたのは私

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

12
弱い者いじめ消費税。非正規からすると、所得税も引かれているのも納得いかない。剥ぎ取られる。麻生財務相は載ってないが、1万円ばら撒かれてもなぁ。増税目的がコロコロ変わるようでは困る。山積する政治課題が山積みで、その優先順位をつけるのは国民への義務ではないかと思える。岡田副総理には当時質問した覚えがある(2012)。増税分の使い道(72頁)。福岡政行教授の2・1兆円と違って、1%あたり2・6~2・7兆円と数千億円も認識差がある。なぜ? セブンイレブンの鈴木会長は、増税の時期も比率も先延ばしをいう(173頁)。2014/01/14

西澤 隆

6
要は「財布の中身に見合った支出しかできない」大前提を直視するかどうかということ。増税を「政治家がウマい汁を吸うパイを増やすため」と語るひとはいくらでもいるけれど、現実問題として今の仕組みのままなら毎年一兆円ずつ自然に増える社会保障費の捻出元を考えれば、サービスをがさっと削るか税収を増やすかしなければ破綻することは見えている。とはいえ「増税=市民の財布のお金が減る」だから反対は強い。そこをどうきちんと説明していくか。甘いアメを見せるワザに長けたひとに籠絡されないように、僕らもきちんと問題に向き合わないとね。2019/08/20

むとうさん

3
久々に感想書き。。最近色々読んでいる「新聞記者の政治(経済政策)ドキュメンタリー本」関連。菅直人が総理になってから法案が成立するまでの2年強、サブタイトルにもある通り786日に集中して書いており、「菅・野田内閣の記録」と言っても良いもの。著者独自の視点というか思想として、「財務大臣になると日本財政の危険さを肌で感じるようになる」「その経験者が与党&第一野党を率いたことが天佑であった」という見方があるように感じる。現在の消費税を巡る議論を見ていると、確かに「財務大臣経験」というのは意外と大事なのかも。。2018/03/18

koji

2
本書を「民主党政権/失敗の検証」と併せて読むと、民主党政権の意義が見えてきます。日本の政治にとって「消費税増税」は鬼門です。増税が成った時、その地は死屍累々になります。民主党は衆議院選挙で大惨敗し、谷垣総裁も総裁の座を追われました。それはともかく、民主党政権はなぜ「消費税増税の一点突破」に突き進んだのか。野田前総理の粘り腰にはある意味感服しますが、復興・福島原発、中韓問題、沖縄米軍基地移転問題は一体どうなったのか。ましてや経済は2012年秋はどん底だったのです。後世の政治家に大きな教訓を残したと思います。2013/11/03

takao

1
ふむ2021/05/16

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