内容説明
ザカリス王国筆頭貴族、オブライエン公爵家の末娘ユフィーナは、ほとんど人質のように、隣国・ルード王国に王太子妃として迎えられる。そこに待っていたのは、夫である王太子からの蔑みや暴言、周囲の嘲笑、愛妾による嫌がらせのオンパレード。劣悪な環境の中、それでも明るく図太く暮らしていたユフィーナだったが、ある日宮中で“王太子妃暗殺計画”が囁かれていることを知る。
「殺されるなんて冗談じゃない!」
かくしてユフィーナは、懐かしい家族と愛する幼なじみジークウェルに再会するべく、ルード王国を出奔することに…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひーたろー
9
ヒロインと侍女無双。もう少し二人の下町生活のあれやこれが読みたかったかな。露骨な性描写よりも。お兄さまも敵にまわすと怖い((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。個人的に表紙のヒロインの格好が好みでない…。2020/01/29
山吹
6
表紙とあらすじから、出奔してから帰国するまでのドタバタがメインなのかなと考えていたのですが、意外にもヒーローと落ち合ってからの恋愛描写(性描写)の割合が多かったです。散々コケにされていた姫君が元夫を見返す物語でもあり、また、ヒーローは主人公一筋で、読後感もすっきりしていて良かった。後半は、表紙にもあらすじにも出ていないお姉さんのお話で、どちらかといえばコメディかな。前半に比べると恋愛要素は薄め。2013/09/10
はなりん
5
ネット既読作品でしたが、気付かず手にしてみました。ネット時よりも、隣国のアホ王太子のアホさがマイルドに、シスコン兄の報復が手ぬるくなっていた気がしたんだけど…気のせいかなぁ。ユフィとニナのたくましさとジークの溺愛とシスコン兄&姉が皆楽しくて、悪がきっちり成敗されて言うことなしです。描き下ろし2作もとても楽しめました。ただ、イラストがちょっと想像と違ってたのが残念かなぁ。2014/08/31
サティーシャ
5
人質のように隣国の王太子に嫁いだけれど、蔑まれる日々、暗殺計画を聞き、出国。無事に幼馴染のジークと再会。後半は姉の恋愛話。タイトルついていてサクサク読める。兄のディーがいい。ニナとディーの組み合わせもいいと思うんだけど・・・2014/06/11
克夢
4
驚くくらいラブかった・・・ただエロシーンはいらないのでは・・・ちょっち驚いた。おバカ王太子がもっと苦しむほうがいいな。2015/05/27