父は息子とどう向き合うか

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父は息子とどう向き合うか

  • 著者名:鷲田小彌太
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • PHP研究所(2014/10発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569813134

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内容説明

男の子の父親であれば、正直な気持ち、「何とか、自立してくれ。決して、パラサイトにはならないでくれ」と願うものであろう。しかし、息子が自立の道を歩むために、何かしてやれることはあるだろうか? また、日々、気難しくなってゆく息子にどのように向き合っていったらよいのだろうか? 疑問に感じる父親は数多いに違いない。本書では、父と息子という、意外に難しい関係に、哲学者である著者が、自らの息子との体験をまじえて踏み込み、その落としどころを探ってゆく。父と息子の関係は、だいたい息子が13歳になるぐらいから難しくなってくる。子どもと大人の中間期を迎えて、息子の心が不安定化するからである。そのような頃から、父親としてどう振舞ってゆくべきだろう? してやるべきこと、してはいけないことはどういうことだろう? 父親であれば誰もがぶつかる難問に、やさしく、深く答える一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
子どもにとって、親はスーパーマンであってほしい。しかし、現実的な問題として、父親は常に完全な存在でいられるわけではない。例え言葉を交わさなくとも、子どもは親にことをよく観察している。だからこそ、下手に繕わず、本当に大切なものを守った生き方をすることが必要であろう。2013/06/28

カンジ

0
安住はまずいよという気風を中学生ころから教えます。2014/03/23

まるちょう

0
元札幌大学教授(哲学、倫理学)が繰り広げる、父と息子の関係論。文章はわかりやすい。というか、あまり練り込まれていないが、内容的には「なるほど」と思う点、多々あり。自分の息子のことはもちろん、自分が少年時代から大人になる過程で起こった、様々の出来事を意味付けするのにもよいと思う。一番印象に残ったのは、人生において「35歳までが春、36歳〜55歳が夏、56歳〜75歳が秋、76歳以降が冬」としている点。村上春樹が「30歳成人説」を唱えているが、この人はその上を行っている。実に面白い。2013/11/07

まゆまゆ

0
13歳になると、男の子は未知の生き物になるという。言われてみると、そうだったのかなぁ…とは思うくらいだけど。その頃はただ見守ることが一番で、親の価値観や希望進路を押し付けてはいけない、というのはわかる。まあよく観察しつつも助言は控えめにってことかな。2013/09/13

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