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内容説明
テレビアニメ「妖怪人間ベム」の原案・脚本家が遺したスリル満点!愛と感動の冒険ファンタジー。残虐な「黒の心」をもつ大王と、慈悲深い「白の心」をもつ妃の間に生まれた王子グー。国の唯一の資源である万能の樹「タンムズ」の管理は「黒の心」でなければ務まらないと、この国で権力を握る紫一族にグーの心は試される。心優しい母(妃)の愛情を受けたグーには、実際「白の心」が育っているため、残酷極まりない3回にわたる「試しの儀式」は、グーにとって耐え難いものだった。隣国生まれの妃の「白の心」は、紫一族には抹殺すべきものであり、王子の心も「白」ではないかと疑惑が高まる。そんな中、王子の命を守るため、王家に仕える養育係のイモシは知恵を絞るが…。食料も水も燃料も繊維も薬も生み出す「タンムズの樹」が必要とする肥料とは人間。この樹がなければ生きられない国で、この樹のために民が死ななければならない。紫一族に支配された国を王子グーは救えるのか! 深く切ない親子の情・友情・人間愛にあふれる感動の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
89
〈黒の心〉が支配する砂漠の国。民を救い平和をもたらすため、母から〈白の心〉を受け継いだ王子が立ち上がる。てっきりRPG世代の若者が書いた作品かと思っていたら、あとがきを読んで驚いた。作者は『妖怪人間ベム』などの原作・脚本を手がけた方。40年ほど前に書かれた遺稿を娘さんが書籍化したものらしい。そう聞くと様々な意味合いを持って感じられる。いろいろ突っ込みたいところはあったけど、わかりやすくまとまったファンタジーだと思う。2017/06/29
杏子
12
西日本読書感想画コンクール指定図書中学生向け。妖怪人間ベム、黄金バットなどの脚本家の方の遺作。どうりで知らないはず。タンムズの樹とかあれがまた、けっこう残酷で悪夢を見そうだ(実際見た)。話としてはまあ… 愛する母を殺されて復讐心に燃える王子様が自分を慕う民を連れて、新天地を目指す話。…時々、ちょっと突っ込みたくてしょうがなかったけど。中学生には、オススメしてもいい。こういう話が嫌いじゃなければ。2014/07/18
桜雫―私は翡翠が好き。ということで写真変えました。―
7
今年の中学部門読書感想画。面白いのだがどう描き著そうか苦戦中。2014/08/03
キャラメルパフェ
4
妖怪人間べムなどの原作&脚本家の遺作だったとあとがきを読んでビックリ。タンムズの樹を回っての対立、争いに終止符を打つ為に両親や彼を愛して、支えてくれる沢山の人々のお陰で国を変えることに成功するまでを描いた内容。それでもその過程で王子の大切な愛するひとたちが次々死んでいくのには胸が痛くなった。2013/06/18
ようこ
3
妖怪人間ベム、鉄人28号などの原作、脚本を手がけた作者の遺作。砂漠に囲まれた過酷な国に生まれた王子が清らかな白い心を守るため命を心をかけて母の生まれた国を訪ね、自分の国を救う話。アニメのようなストーリーと表紙の絵はボカロの小説に馴染んだ子どもたちにそれなりの勧め方をすればよく読まれる作品だと思う。2013/06/01
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