内容説明
群馬県の公立中学校の教室で、かつてその学校で教鞭を執っていた男性の死体が見つかった。毒殺された被害者のポケットには、新人教師・梅原彩とのツーショット写真が。さらに、彩が顧問を務める陸上部員の父親が殺され――。次々と事件に巻き込まれる彩を助けてほしいと依頼された名探偵・浅見光彦が、現代の教育問題に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
125
内田さんの珍しい教育問題がらみの推理小説です。いつも浅見はどこかへ出かけては、ということなのに今回は教育現場ということで内田さんがこのような物語の体裁を借りて教育についての問題提起をしているように感じました。ですので純粋に推理を楽しめるものではないのですが、一つの実験的な物語と思いました。2016/07/31
まあさ
6
タイトルを見て、学校を舞台とした幽霊話かと期待して読みましたが、そこは裏切られました。本題のミステリと平行して現代の教育問題(モンスターペアレントや教員採用試験にまつわる噂)に警鐘を鳴らしていました。浅見光彦シリーズは大好きですが、今回はちょっと刺激薄でした。2022/05/29
織姫
6
浅見光彦シリーズにハズレはないですね☆登場人物、話の展開、どれも読みやすかったです!2014/06/10
サス
5
初の浅見光彦シリーズ読みました。非現実的すぎず、知らない世界もあり面白かった。2013/07/16
mike101486
4
久しぶりに読ませて貰った浅見光彦シリーズ 。今回教職世界の殺人事件に取り組んだストーリーだが、淡々と話が展開していき、そのままエンディング。 最近刺激的な作品を読みすぎたせいか? この一週間風邪でボーッとしながら読んだせいか? また時間おいて浅見シリーズ読んで確認してみるかな…2018/11/06