内容説明
チッチ、あなたを描いて50年、ずいぶん長い時間が経ちました― サリー(のモデル)も夫もいない、いまはひとり。大ベストセラーシリーズ『小さな恋の物語チッチとサリー』『はーいあっこです』のみつはしちかこさん、はじめての「ひとりの過ごし方」。大ブームをまきおこした漫画、チッチとサリーの『小さな恋のものがたり』のみつはしちかこさん、夫もサリーのモデルだった高校時代の同級生も、いまはいない、いまは一人、ひとりの楽しみかたについて書きました。チッチを描いてから、50年目の、エッセイ。大切なこと、年をとってからの暮らし、『小さな恋のものがたり』誕生秘話など、みつはしさんが、贈る生き方、『小さな恋の物語』イラストもふんだんに収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗羊羹
55
優しい気持ちになるステキな一冊でした。人間はいつかひとりになる、その時までに何を積み重ねてきたか…楽しいこと、苦しいこと…大上段に振りかざすことなく、優しく語りかけてくれました。『チッチとサリー』は永遠です♡♡2017/05/26
ぶんこ
48
「チッチとサリー」は著者のコンプレックスから生まれた漫画だったとは知りませんでした。チビで奥手だった女の子の多くが慰められ、憧れたチッチ。懐かしい。その著者も古希を過ぎて、夫に先立たれ、ご自身も大病をされましたが、今は一人暮らしを楽しむ心のゆとりが潔い。いくつになってもラブレターを書けるような感性を持ち続けるとは素敵な人生ですね。2018/02/28
パフちゃん@かのん変更
46
昔よく読んだ『小さな恋のものがたり』、チッチとサリーの漫画。もう50年も続いていたのですね。相変わらず、チッチが追いかけ、サリーは優しいけれどクール。1941年生まれのみつはしちかこさんは70代。でも心は変わらないのですね。ひとりぼっちの幸せと言うけれど、編集のSさんや妹さんがまめに世話をしてくださる。一人暮らしでも孤独ではない。細々とでも仕事を続けておられる。幸せな人生だと思いますよ。2018/02/24
明るい表通りで🎶
42
「自然の中で生きる人間のやさしさ、美しさ、たくましさ、切なさ、初々しさ、等々。そして弱さ、苦しみ悲しみの中からでさえ、顔を上げて笑えるような漫画を描きたい」みつはしちかこ。「本を読めば、いつだって自分が主人公。」「年をとったら、好きなことをのんびりと。」「年をとってからはクヨクヨしない。嫌なことはすぐわすれる。」ヨッシャ!(^^)!2025/03/05
ヒデミン@もも
40
懐かしい大好きだった『チッチとサリー』 そっかぁ空想好きだからひとりが好きなんだなぁ。チッチとおんなじようにサリーに憧れていたけれど、あまりにも冷たいサリーにイラっとしたことも。そして岸本さんとつきあったほうがしあわせになれるのにと、そんなことまで思い出してしまった。昨日読んだ本はすぐに忘れるのにね。2016/03/30