講談社文庫<br> デッドボール

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講談社文庫
デッドボール

  • 著者名:木内一裕【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062775397

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内容説明

仕事なし、彼女なし、借金あり。とにかくツイてない。律儀なことが唯一の取り柄。そんなノボルに持ちかけられたのは、絶対に失敗するはずのない完全誘拐計画。その報酬は一千万円。人生を立て直すためのたった一度の犯罪。そう誓って受けたこの仕事。だが彼は、身に覚えのない事件の殺人犯になっていた。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mapion

358
事故に遭い仕事を馘になり、彼女には逃げられいいとこ無しのノボルは家賃も払えない。犯罪のプロ佐藤の相方として誘拐事件に手を貸すことに。誘拐は失敗し金を手にすることはできず、関係のない殺人事件の犯人にされてしまう。殺人犯の悪徳弁護士の成宮と対決する佐藤とノボル。二転三転する成り行きの中、成宮の壊れっぷりが増してゆき、それがまた楽しくて、しまいには犯罪者佐藤がまともで恰好良く見えてしまうほど。お人好しなノボルは相変わらずの役立たず。ふたりは成宮に勝てるのか。2026/02/06

utinopoti27

138
金なし、彼女なし、ツキもない、律儀だけが取り柄の主人公・ノボルが誘い込まれたディープな世界は、誰も傷つけず絶対安全な誘拐ビジネス、のはずだった・・。重厚かつ奥深い構成とは対極にある木内流サスペンス。軽快なテンポとスピードで二転三転するシナリオの爽快さが生命線だ。ノボルと相方で犯罪のプロ・佐藤、ウソ吐き弁護士・成宮、クソ度胸のヒロイン・愛海らが繰り広げるドタバタ活劇は、視点をぽんぽん切り替えながら駆け抜ける。妙に理屈っぽい会話や、唐突な展開をいちいち気にせず、反射神経で楽しむタイプの作品。まさに一気読み♪2019/03/05

ユザキ部長

124
反社会性人格障害のサイコパス弁護士インチキ野郎。ぜっーたいに許さない!「いいか、デッドボールは終わりじゃない。塁に進めるチャンスなんだぞ」自分の人生が不自然にねじ曲げられたとき、それを他人のせいにせずになんとか自分の力で抵抗しようと試みただけ。主人公の背中が語ってくれた。ガチで。エピローグの連打も良かった。2017/09/19

chiru

123
めちゃくちゃ面白かった!! ノリとしてライトだけど、後半にかけて緊迫感が上昇するエポックメイキングな誘拐もの。お人好しで小心者で誠実だけが取り柄の青年が、なりゆきで誘拐犯の片棒をかつぐはめに。穏やかな誘拐劇から一転、誘拐犯VS善人の皮を被ったサイコパスとの、息もつかせぬ攻防戦へ。サイコパスがリーチをかけるラスト。まさかの大逆襲は『さすが!!』ってほめたいくらいパンチが効いて痛快。誘拐のルールをひっくり返す斬新なアイデアと、灰色のヒーローたちに夢中になって一気読みでした! ★52019/10/23

ぶち

122
題名の意味は作品中で、打席に立ってデッドボールとなっても、それは死ではなく塁に出てさらにゲームを続けられること、と明かしてくれています。普通の一般人(主人公)が初めての打席に立った(誘拐犯の一味になった)けれど、即っと死球を受けてしまった(失敗してしまった)。失敗の原因となったのは悪徳弁護士の策略のため。そこからの誘拐犯チームと弁護士の戦いは、智慧を駆使した逆転につぐ逆転の頭脳戦。あれよあれよという間の最終回の攻防は痛快な大逆転劇。勝敗が決した後の3発のクリーンヒット(エピローグ)は爽快そのものでした。2020/09/29

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