内容説明
なぜこうも中国は「怖い」のか? 突き詰めると「何を考えているかわからない」からだ。拡大する軍事力、ケタ違いの環境汚染、血塗られた粛清史、ルール無視の国民性。豊富な事実を武器に、怖さの「核心」に迫る。中国の全リスクを網羅。
目次
第1章 中国軍はどれだけ怖いか(火器管制レーダー照射問題の発端 解放軍を把握できていない外交部 ほか)
第2章 “殺到”が破壊力を生み出す(緊迫した日中関係 漁船衝突事件の本当の被害者 ほか)
第3章 中国はなぜかくも「残酷」なのか(中国から見れば日本は残虐 中国の「極刑史」 ほか)
第4章 環境汚染と危険食品「負の連鎖」(PM2・5にまつわる中国環境事情 PM2・5に対する政府の反応 ほか)
第5章 「何をするか分からない国」の核心(たくましいが危険な中国人 負の側面から見た中国の怖さ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
自国内で通用するルールであっても、それは国際的に認められるものばかりではない。むしろ、国際社会では非常識とされることも多数ある。しかし、その温度差を理解するためには外の世界と触れて生活をしなければいけない。そのような体験をしていない場合、行動に驚き呆れることとなりかねない。2016/08/30
Humbaba
1
中国は銃口から生まれたという言葉もあるくらいに、中国にとって軍事は重要なものである。本来は外交の一手段でしかないはずの軍事だが、それが外交の手を離れて行動することも少なくない。国の安定にとっては非常に危険なことだが、その危険さは諸外国にとっても大きな脅威となっている。2013/07/10