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内容説明
中国のインターネットで、最も注目される日本人。ファッションブロガー「Tokyo Panda」だけが知る、80年代・90年代生まれの、中国ネット世代のリアルな実態。
日中を股にかけ、自分の目で見、耳で聞き、頭で考えきた彼女が見た「中国の真実、その光と影」。中国の若いネット世代を理解せずして、本当の中国を理解したことにはならい。
目次
第1章 インターネットが変えた中国―従来の中国観では通用しない、「リアル中国人」とは(インターネットが中国人を変えた!? 実は高い中国人のネットリテラシー ほか)
第2章 中国を理解するリアル・コミュニケーション術―日本人が中国で失敗するのには訳がある(「近くて遠い」ということを知る―似ているけど違う点を理解する 「まっとう」に取り組む―王道勝負で挑むのが近道 ほか)
第3章 日本企業が見るべき本当のボリュームゾーン―中国の若者(80后・90后)の姿と中間層(中間層と80后、90后世代 「中間層」にある情報格差 ほか)
第4章 等身大で体験したリアルな中国―Tokyo Panda誕生 越境熊猫(医学を学ぶため、旧満州である瀋陽に飛び込んだ 留学生として学んだ医学部時代 ほか)
第5章 「大使活動」で個人から世界へ―日本と中国、そして世界の未来(お互いの「普通」を伝える役になろう 丹羽前駐中国大使 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
8
中国の単位? の書名。1980年代、90年代生まれの若者層のことか(106頁、本当は書名の意味をプロローグに書いてほしい)。彼女らはきゃりーぱみゅぱみゅのような感じなのか? 119頁の図では時代背景もわかる。新刊棚より。日本人よりも中国人の方がネットリテラシーが高いとは意外(17頁の図)。ただ、沿岸部大都市と内陸部農村との地域間格差はあるのかも(2013年1月データ、18頁)。人情の中国人(61頁)。地縁血縁も重視(98頁)。彼らがSNSなどでもそういう人間味を発揮していったのは自然の流れだったのだろう。2013/07/03
わたなべたけし
4
中国在住の著者の目から見た現代中国の若者像が描かれる。 今後、中国とどう付き合っていくべきかを含め、実に多くの示唆が得られる。 著者も述べているが、まずは人間としての個と個のつき合いが大事。 国と国の関係は決して良くないが、個々人がバタフライエフェクトを信じたい。 一方で、海外においては、この本に書かれたような情報が、改めて少ないことも感じる。 1つの情報を盲信してそこから判断するのではなく、 複数の情報から自分なりに咀嚼して、理解する姿勢の大切さも実感した。2013/06/29
GEO(ジオ)
2
中国最大のインターネット通販サイト「陶宝」で洋服などファッション用品を販売する著者による、中国のインターネット事情について書かれた本。中国について、正しい知識を持つことは、ビジネスにおいて、非常に重要なこと。2013/06/09
なんべん
1
若手ファッションブロガーという立場から、ネットでの交流、さらには日常生活での交流を通して、日中友好について書かれた本。 ネットについてはそこまで深く書かれていないが、大変読みやすい本だった。 今後の中国を担う世代である80年生まれ、90年生まれの価値観なども書かれており、一読の価値はある。2014/07/15
葉
0
近くて遠く、似ているようで似ていない中国について理解を促している。8,90后とは1980,90年代生まれほ若者であり大きな注目を集めているとのこと。オタクやファッションに詳しい人、インターネットを利用する世代だが、体制的に問題があることなどが書かれている。日本と違う中国のビジネスの側面は、速度が臨機応変な現場主義であるとのこと、日本人には当然のアフターサービスも現在では流行ってきているらしい。2016/03/05