小学館文庫<br> エルメスの手

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小学館文庫
エルメスの手

  • 著者名:松尾清貴【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 小学館(2013/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094088229

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内容説明

連続臓器摘出殺人――凄すぎるミステリ!!

東京都内で連続殺人事件が発生。発見された五遺体は、すべて内臓を摘出されていた。
捜査を進める警視庁捜査一課の代峰サチは、やがて被害者の全員がアイネクライスタという香水の愛用者であったこと、HIV陽性であったことを突き止める。
事件発生と同時に、警視庁内では謎の連続殺人を表す符丁〈ルーシー・デズモンド〉がささやかれ始めるが、端緒は戦時下の日本で極秘に組織された情報機関・八坂社会学研究所、別称ヘルメス会のある研究にまでさかのぼるものだった。
ベストセラー『偏差値70の野球部』の著者による、凄すぎるミステリー! 犯人は単独か? 複数か? 動機は? 目的は? はたして読者はこの小説の意図に気がつくか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごま

20
100ページくらい読み進めて、あまりの難しさに放り投げてしまおうかと思いました。伝承、哲学などについて登場人物たちが語るのですが、内容を理解できません。小難しい部分を全部そぎ落として犯人、動機、方法に絞って書いたら半分以下のページ数で収まったような気がします。残念ながら自分の好みではないお話でした・・ 2013/07/03

doughnut333

2
これは難解。小説というより論文という感じで、登場人物が哲学論や芸術論を披露するのですが、教養の難易度が高くなかなか着いていけません。そもそも著者もほとんど読者を振り切るくらいの気持ちなのかと思える叙述も多く、かなり上級者向けの内容です。一応ミステリなのですが、ミステリとしては意外性のある人物トリックと、極めて高度な教養を持ってしなければ理解できない、高次のハウダニットが魅力ということになるのかな…?読了はしましたが、自分も10%くらいしか理解できていないかも。事前にギリシャ哲学を復習しておくとまだマシ。2013/06/15

ろまりお

0
テーマが先にあって書かれてる作品、こういうミステリーの形を取った小説好きだな~。 ただ、結論は自分と合ってない。 人としての余剰を剥ぐと言うなら、頭で考えたこの行動こそ余剰に思う。 自分なら山に籠って動物化するな。2014/09/09

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