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内容説明
平成も四半世紀が過ぎようとしている。この間、55年体制の崩壊と政権交代、バブル経済の破綻と「失われた20年」。そして、阪神・淡路大震災と東日本大震災……。これらの変化により、地下鉄サリン事件や秋葉原無差別殺傷事件など、今まであまり見られなかった多くの人々を無差別に傷つける事件や、神戸連続児童殺傷事件など、動機が不明な少年事件も目立つようになってきた。また、PC遠隔操作事件のように、被害者どころか自分が加害者にされる可能性もあるのが、今という時代だ。犯罪の「数」こそ減っているが、「質」が変わってきている。本書は、「なぜ被害者家族の訴えは警察に届かなかったのか」「犯人の本当の動機は何だったのか」など、重大事件に隠された未解決の謎に焦点を当て、考察する。▽「現代の犯罪」から完全に逃れるのは難しい。だが、知識がある人とない人とでは危機管理に大きく差が出るだろう。平成という時代を安全に生きぬくための一冊。
目次
第1章 平成24~21年再生の時代(尼崎連続変死事件(平成24年)
PC遠隔操作事件(平成24年) ほか)
第2章 平成20~16年転落の時代(秋葉原無差別殺傷事件(平成20年)
岡山鍾乳洞地底湖行方不明事件(平成20年) ほか)
第3章 平成15~11年停滞の時代(泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(平成15年)
北九州監禁殺人事件(平成14年) ほか)
第4章 平成10~6年不安の時代(和歌山毒物カレー事件(平成10年)
ドクター・キリコ事件(平成10年) ほか)
第5章 平成5~元年転換の時代(八戸市女子中学生刺殺事件(平成5年)
埼玉愛犬家連続殺人事件(平成5年) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中野(racoon)
わった
権現
mana20
3939タスタク