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内容説明
要石とは、茨城県の鹿島神宮に実在する伝説の石。地表に出ている部分は小さいが、掘り進めていくとどんどん大きくなって、掘っても掘りきれないのだという。人間の脳も同じで、わかった、簡単だと思ってもそれは入り口に過ぎない。地表に出ている部分はごくわずか。地下にいったいどれくらいの巨大な塊が人類に知られることなく潜んでいるのか、現時点では見当もつかない。だから自分の正体がわかったと思わないこと。この「どうなるかわからない」という偶有性を楽しいと思えたら、人生は本当に素晴らしいと著者はいう。本書では、「脳の個性は、本人もわからない」「自分を知るための出会いを持つ」「他人を決めつけない」「とにかく出力してみる」「人の心がわかることが教養」など、人生を深めるためのヒントが満載。ベストセラー待望の電子化。
目次
第1章 人はどこまでも変われる
第2章 脳の中に多様性を育む
第3章 他人を鏡として自分を知る
第4章 人生を質入れしない
第5章 脳に空白をつくる
第6章 子どもの遊びのように学ぶ
終章 人生をいかに生きるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
91
脳科学者の茂木さんが、人間の脳の可能を分かりやすく語っていく本。1章と2章が心に響いた。1章に書かれているのは、人は変われると言うこと。その原動力になるのは脳だ。脳は偶有性を好む。どうなるか分からないことが脳を変化させる原動力になる。2章では脳は多様性を育むことが述べられる。自分と異質な人と接することで、脳が成長していく。全体として脳の働きを通して、人間の可能性を信じることができるようになる前向きな本だった。2018/04/14
もぺっと
17
なんだか毎日マンネリ化してるなあと感じ、この手の本を読んでみました。一度さらっと読んだだけでは、すべて理解するのは難しいです。それでもいくつか心に残りました。脳は決まりきったことが嫌い、人生は何が起こるかわからないから、それを楽しめるといい、自分と異質の人と接することによって、自分が見えてくる・・・。それからやっぱり感動することで、自分が変わっていく。余談ですが、茂木さんといえば、朝ドラの『アンと花子』での熱演(?)思い出します。2015/07/11
mocha
3
茂木先生の本、またしても深く共感。やはり何より心が大切だということを再認識。人を決めつけてはいけない。何が起こるか分からない偶有性を楽しむ。人間は人格を磨いていくことこそが幸福。感じてはいたけど、こうやって理論立てて説明されると確信が深まるし、根拠のない不安に惑わされなくなりそう!2013/05/27
読書Beginner
3
自分に部下がついてから、また子育てをするなかで脳に非常に興味を持ちました。どうやったら素晴らしい人生をおくれるか、どうやったら頭が良くなるかなど脳が関係しています。そのため脳科学者である茂木さんの著書を手にとりました。学力がどうとかではなく、多人とのコミュニケーションをうまくとれることが大切。特に偶有性という言葉が残りました。人生を質入れしないで、偶有性を楽しもうと思いました。2013/05/21
Hiroyuki Takahata
2
「自分の人格をある種の作品として磨く。このことさえ心がけていれば、人間は、本当に心楽しい。」が脳科学者のたどり着いた結論なら、希望がある。2015/12/24
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