内容説明
剣が持てなくても英雄なんです!?
大国に挟まれたエウス公国には、かつて「剣の勇士」と「鏡の聖女」というふたりの英雄が公王の建国を助けたという伝説があった。
のどかな農村に暮らすフィリイは、ちょっと勝ち気でしっかり者の少女。そんな彼女の元に突然、「英雄の子孫よ、王城に来て国の危機を救え」というお召しが降ってきた!?
ワンマンな王に何故か「剣の乙女」に認定され、無愛想な「鏡の勇士」の青年と組まされ、混乱するフィリイ。さらに持ち前の正義感が事態をややこしくして…!?
凸凹コンビの当代の「英雄」は公国の危機に立ち向かえるのか…!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅうR
7
かわいい元気のでそうな本が読みたくなって購入。確かに元気が出たし面白かった。でも、う~ん、続きもの?プロローグなのかなあと。剣の使えない英雄という設定は面白いし、油断のできない敵国もいいけど。一冊でまとめるのは無理がある。前半が関係のない敵国から入るというのは、どうなんだろう。敵国の9番目の皇子の継承争いはこの物語に入れる必要があったのか。これが、戦国物なら納得なんだけど、ラブコメだと必要ないよね。いや、国のごたごた好きだけどね。陰謀とか。ぜひ、続巻でこの不満を解消させてください。筆力はあると思うので。2013/04/28
ゆん
5
あっさり終了しちゃった。色々盛り込み過ぎた感じかな。ヒロインの頑張りが、近所の世話好きオバチャンっぼくて…人質公子が簡単に自国に帰って来るのもなぁ。ただ、狐親子物語に、ちょっとラブ入ってるとすれば、読みやすいし良いかも。2013/05/28
waqwaq
4
キャラ設定は結構好きです。読んでみると、続きが書けそうな終わり方だと思いました。でも私はラノベ系はシリーズものより読みきりの方が好きなので、またこの作者さんの違った方面の話を読んでみたいです。2013/05/02
紅羽
4
正義感の強い、真っ直ぐなヒロインと二人の英雄を巡るファンタジー。英雄の子孫という事で半ば無理矢理、村から連れ出され、何度も村に帰る機会があっても持ち前の正義感が許さない(笑)ふんわりした印象の反面、凄い行動力です。ノクトとアンセルトの兄弟のやり取りも微笑ましいです。特に幼少期(笑)世界観もしっかりしているので、もう少し後の展開も読んでみたいです。2013/05/02
サティーシャ
2
「英雄の子孫よ、王城に来て国の危機を救え」というエウス公からのお召しで「剣の乙女」に任命されたフィリイともうひとりの英雄の子孫と・・・トウルさんの挿絵がすごくよかったです。一生懸命な主人公でした。2015/02/11