講談社＋α新書 「察しのいい人」と言われる人は、みんな「傾聴力」をもっている

著者名：佐藤綾子【著】

講談社（2013/07発売）

• ISBN：9784062728010

内容説明

オフィスで、取引先で、何より求められるのは、相手の言うことを聞く力。相手の言葉にならない思いを察する力。そして相手が言った本意を確認するための訊く力。ただ、うなずくだけの方法ではなく、かつ、だれもができる簡単な方法で、コミュニケーションの達人になり、仕事能力も、信頼度もアップできる「攻めの聞くパフォーマンス」術！

目次

序章　見えない真実を聞き取る力、確かに訊く力
第１章　なぜ日本人には傾聴力が必要なのか？
第２章　「感情」を聞く力がビジネスと人間関係をリードする
第３章　「感情コントロール」して聞く力がある人は成功する
第４章　聞いて訊く生産的質問技法
第５章　仕事も人間関係も豊かにする、生産的に話す技術

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[うりぼう]

「高コンテキスト文化」の日本にあって、語らずとも伝わるでしょ。それが大人よ、と親たちは、子に背中で見せてきた。当然、若者は高コンテキストに磨きをかけ、それができない人をKYとしたり、特殊な人間といじめたりする。「察しのいい人」には「傾聴力」がある。討論なんかするものでない、全身で感じろと、意見や質問は、非難と同一と見倣すが、日本人。その中で生き抜くためには、言葉に出ない感情を聞き取れ、それが「傾聴力」。そのカギは、自分の感情をフラットにして聴く。「無条件の関心」こそが「傾聴力」の根幹。話したいことを訊く。

2013/09/23

[ヒマワリ]

言葉だけではなく表情、抑揚、テンポ、モーションからその人の立場になって気持ちを考える。諸問題に対応する感情コントロールを身につける。相手への責めの感情があれば相手は話を聞こうとしない、それをコントロールし問題点を解決するために必要なことを聞き分けて質問する力。うわあ難しい。やっぱり人って感情の生き物だから素直に聞いてくれない人にはもういいかとなる。会話の互恵性という言葉に初めて触れたけど最近実感することもあって。自分を偉そうに見せる人とは離れたくなるんだよなぁ。仲が良いと指摘するかしないか迷うんだよなあ笑

2023/02/27

[ルル]

Keep going, listening, and speaking.

2015/02/10

[だんだん]

一部に「なるほど」と思える部分があり、自分に適用するべき、と思うところもあり。全体的に、なんというか、まとまっていない部分があり、「暗黙知」の文章化が一部うまくいっていないんかなぁ、なんて個人的には感じた。この著書に書いている主張を意識して実施している人って結構世の中にいると思うんですけど…みたいな。。（もっと難しい部分で、たくさんの人が会得できていないところがあるのにそれが文になっていないというか…）

2013/06/27

[great man kj]

話しすぎる自分にとって、なるほど、と思いました。聞くこと、努力したいです。

2013/06/01