内容説明
2000年もの間読まれ続けてきた、生き方論の最高峰――「論語」。◎迷ったら本能に従ってみる◎「何とかなる」と考える◎“バカ正直”にならない◎「他人からの評価」は受け流す◎「競争」から降りてみる◎「やめる」勇気を持つ◎悪い人間に手を貸さない◎自分を支えてくれている人に気づく本書は、「論語」の中から、「これだけは知っておきたい」100の言葉を厳選。人生のさまざまな場面で迷ったときに、「何を考え、どう行動すべきか」を教えてくれる、今すぐ役に立つ“実用”論語の決定版!
目次
第1章 もっと自由な生き方ができる「論語」
第2章 小さな自分を大きく変える「論語」
第3章 人間関係の悩みに効く「論語」
第4章 “寛大な心”をつくる「論語」
第5章 恐れや不安が小さくなる「論語」
第6章 人間的魅力を育てる「論語」
第7章 座右の銘にしたい「論語」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
93
日本の哲学者、東洋思想研究家、作家としての顔を持つ著者が選ぶ論語選集。2000年ものあいだ、人々から読まれつづけてきた論語。 昨今の著名人や有名人が発した名言の多くは、論語の思想が根っこになっているものが多いと気づく。読んでいると、これまでの自分の生き方を反省し、背筋を正さざるを得なくなるような内容ばかりだ。これからも何度も読み返してみたい。2023/03/31
べる
18
【再読】両親を子供の時に亡くして貧しく辛い思いを重ねながら、他人に引きずられることなく自立して生きてきた孔子の言葉一つ一つに生き方のヒントがある!そこから著者が広げる具体的な解説が分かりやすく、考えさせられた。「仁に当たりては、師にも譲らず」では、教育とは、人が幸福に生きるための真実を教えることであり、徳育の必要性を述べる。「命を知らざれば、以て君子たること無きなり」自分の生命が自然の力に支えられているのだと自覚すれば、自由で安心だということは繰り返し出てきた。どのページから読んでも為になる言葉に出会う。2019/01/02
963papa 改め 大丈夫
5
「己れ達せんと欲して人を達す」「己れ立たんと欲して人を立つ」「仁者は憂えず」「勇にして礼無ければ則ち乱す」「小利を見れば、則ち大事成らず」「我は賈を待つ者なり」「吾、日に吾が身を三省す」「三たび嗅ぎて作つ」「三人行えば必ず我が師有り。其の善なる者を択びて之に従う。其の不善なる者にして之を改む」2023/02/03
Kimi
5
以前から論語について気になっていたが、読みやすい本だったのでスッキリ読了。そうだったらいいな、と思うことは多々あるけれど、実践は難しい。共感と寛容の性質が極端に低い自分には難しいことばかり。少しずつ受け入れていきたい保管する本。2016/08/07