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内容説明
イチかバチかの決断を迫られるビジネスマンが、「直感」をフル活用して社会で結果を残していくにはどうしたらいいのか。投資家・NPO代表として活躍する著者が、企業の様々な事例をもとに、最適なフレームワークを提案していく。
目次
第１章 その判断は、間違った思い込みかも？（なぜ投資プロフェッショナルが騙されるのか 優れた判断と思いつきの違いはどこにあるか ほか）
第２章 直感が課題解決をするメカニズム（直感と信念は密接に絡まり合う 課題解決の意欲が全ての始まりとなる ほか）
第３章 実践！直感力を高める習慣（幅広く、時には深く 他のジャンルに活かしやすい経験を積むこと ほか）
第４章 「競争優位の源泉」としての直感（あるベストプラクティス企業が愚直に行っていること 何が競争優位の源泉となるか ほか）
第５章 直感を活かす組織の７つの条件（会社の寿命は何年？ 継続的成長のために何が必要か ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みこりん
4
何でこの本を慎さんが書いたのか？疑問だったが、後書きを読んでその理由がわかった。それとともに、この本の価値にも気がついた。なので、これから読もうとする方には、後書きから読むことをお薦めします。直感と信念は深く結びついている。そしてこれは経験により精度が高まる。その経験とは、逆ピラミッド型のもの、結節点を重視したものが特に有効だという。つまりは、直感も信念がありそのための積み重ねがあってこそ、瞬時の正しい判断につながるということである。待っていても直感は降ってこない。信念をもち、行動するものにこそ訪れる。2013/05/11
Humbaba
2
直感というのは言葉にしていないだけで、様々なものが考慮された末に出される結論である。あまり偏見のない状態で評価したものなので、それが正しいということは意外と多い。理論的に考えて最初の決断が間違いだと感じたとしても、直感と異なるということは、経験はそれを否定しているということである。2013/06/06
FreakyRider
1
10代の頃に著者のブログを読んで目線の高さと常人ならざる努力量に圧倒されていた。まだ30代なんだな。1960年代の投資銀行では徹底的な市場調査をした後に、案件を受けていたようだが、それでは時間がかかりすぎるために、現在は先に成長戦略を描いてそこに裏付けを足していくというやり方をするらしい。その仮説をたてるためには直感が重視される。その直感を磨くための方法論。直感は今までの知識、経験の蓄積から導き出されるもので、そのためには良い経験を積むこと。間違った癖がつくと修正が大変になる。2019/09/04
まさお
1
論理的思考をしていく先には同じものが出来ていくという危機感を覚え、次のレベルに行くには直感であったり、異なる要素を加えていく必要があると思い手にとった。内容的には最新の事例などもあり満足でした。 直感力を高めるには、良質な経験と、熟慮を重ねていくことが重要。2014/10/22
turtle_slow
1
幅広く、深く経験をすることが、直感と信念の精度に影響を与える。日々鍛錬し、身体で直感を研ぎすませることで、身体が「違う」と思う選択肢を排除できるようになる。そうすることで、直感や信念が正しい判断を導いてくれる。マニュアルを真似しても同じことはできない。その裏にある直感や信念を共有できたとき、初めて同じものを提供できる。2013/06/05
