朝日新聞出版<br> 宇宙戦争1945

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朝日新聞出版
宇宙戦争1945

  • ISBN:9784022760005

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内容説明

昭和16年12月8日、謎の軍団が真珠湾に現れた瞬間から、この世界は新たな歴史の「線」へと導かれた。奇襲は先を越され、日米開戦は成らず……シリーズ第一作『宇宙戦争1941』。<三本脚>の怒涛の侵攻を食い止め、人類はその力と叡智を結集できるのか…第二作『宇宙戦争1943』。そして今、決戦の時は来た。荒波を押し分け進む巨艦の群れが、人類の「D-Day」を知らせる号砲を撃ち鳴らす――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

9
しっかりした仮想戦記のルールに従って、かくあるはずだという火星侵略と戦うというストーリー。──SF者として引っかかったのは、ボルネオから上空に追う者される光を「制動」のためと解釈した理由。明らかにこれには光圧推進の原理が隠れていますが、実はこれ、質量のないエネルギーという定義であった光、つまり電磁波を、質量を持つ物体に影響させられるという量子物理学の概念がないと成立しない。このへんが、理屈をリープさせてるなぁと思った所以。あは。2013/04/21

ヴィオラ

7
真珠湾にたどり着いた零戦のパイロット達が見たのは、謎の巨大兵器トライポッドに蹂躙されるアメリカ海軍の姿だった…と、導入からワクワクが止まらない三部作、完結です!なんか、久しぶりにストレートな侵略SFを読んだ気がします。正直、気持ちいい!侵略SFをまとめて読み直したくなるくらいに気持ちよかった!…まぁ、共通の敵が現れたところで人類は団結しないよなぁ…と、最近のコロナ禍を見ているとシニカルになっちゃいますが…。著者の日本SF作家クラブ入会お祝い読書。おめでとうございます!(ここに書いても届かないですがw2021/01/21

niz001

3
地球側に火星(というかその向こう)に攻め込む術が無い以上、この結末は仕方ないか。横山信義さんらしく最後まで無茶な超兵器も出ず、質実剛健なままで安心する。こんなにおとなしいヒトラーはじめて見た(笑)。熱線のくわしい原理はわからんけど単純な放水(大気中に細かい水の粒子が撒かれた状態)って有効やない?副砲が常にトライポッドとの間に水柱を立てた状態にするとか。2013/04/26

YS-56

3
英雄だらけの大決戦。人類の底力、火星人どもに見せつけることができましたかね。アイゼンハワー演説も見事でした。2013/04/19

Meistersinger

3
リアリティに徹し「超兵器」は一切無し(核兵器も出てこない)。ボルネオに建設された、本体船団の制動装置を破壊(それも冷却装置)することで侵攻を不可能化するというリアルな戦略でした。ヒトラーはすっかり毒を抜かれてしおらしくなっちゃってw2013/04/19

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